もうひとつの“夜と霧”―ビルケンヴァルトの共時空間

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もうひとつの“夜と霧”―ビルケンヴァルトの共時空間

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623079360
  • NDC分類 942
  • Cコード C3010

出版社内容情報

フランクルの『夜と霧』の原著刊行当時に併載されていた創作劇、初の邦訳刊行。フランクルのメッセージが込められた一冊フランクルの残した創作劇、初の邦訳刊行。『夜と霧』の内容がリアルに戯曲化、人間の真実の生き方や在り方、宗教的・形而上学的真理や文明批判が込められた。(原書:ynchronisation in Birkenwald : Eine metaphysische Conference ,1948)

はしがき



 第1部 ビルケンヴァルトの共時空間

『ビルケンヴァルトの共時空間──ある哲学者会議』、その成り立ち

フランクル作『ビルケンヴァルトの共時空間──ある哲学者会議』

先行研究およびフランクル自身の作品解説



 第2部 フランクルの思想を読み解く

 1 フランクル著『ビルケンヴァルトの共時空間──ある哲学者会議』に込められた想い

 2 思想劇に登場する人物について

 3 思想劇に登場する哲学者たちについて

 4 フランクルが理解する旧約聖書「カインの印」

 5 フランクル心理学の基本的な考え方

 6 フランクルの実存思想

ヴィクトール・E・フランクル[ヴィクトール E フランクル]

諸富 祥彦[モロトミ ヨシヒコ]
2017年4月現在明治大学文学部教授

広岡 義之[ヒロオカ ヨシユキ]
*2016年12月現在神戸親和女子大学発達教育学部教授 同大学大学院文学研究科担当

林嵜 伸二[ハヤシザキ シンジ]
2017年4月現在京都大学ほか非常勤講師

内容説明

同じ過ちを繰り返してはならない。フランクルの残した創作劇、初の邦訳刊行。『夜と霧』の内容がリアルに戯曲化、人間の真実の生き方や在り方、宗教的・形而上学的真理や文明批判が込められた。

目次

第1部 ビルケンヴァルトの共時空間(『ビルケンヴァルトの共時空間―ある哲学者会議』、その成り立ち;フランクル作『ビルケンヴァルトの共時空間―ある哲学者会議』;先行研究およびフランクル自身の作品解説)
第2部 フランクルの思想を読み解く(フランクル著『ビルケンヴァルトの共時空間―ある哲学者会議』に込められた想い;思想劇に登場する人物について;思想劇に登場する哲学者たちについて;フランクルが理解する旧約聖書「カインの印」;フランクル心理学の基本的な考え方;フランクルの実存思想)

著者等紹介

諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
1963年生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。英国イーストアングリア大学、米国トランスパーソナル心理学研究所客員研究員、千葉大学教育学部講師、助教授を経て、明治大学文学部教授教育学博士、臨床心理士、日本トランスパーソナル学会会長、気づきと学びの心理学研究会“アウエアネス”代表

広岡義之[ヒロオカヨシユキ]
1958年生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程(教育学専攻)単位取得満期退学。現在、神戸親和女子大学発達科学部教授、博士(教育学)

林嵜伸二[ハヤシザキシンジ]
1971年生まれ。京都大学大学院人間環境学研究科博士後期課程(文化地域環境学専攻)単位取得退学。現在、京都大学ほか非常勤講師。論文「カフカ文学における異文化性とユダヤ性―一九一四年成立の『流刑地にて』とアメリカ小説『失踪者』断章を手がかりに」『オーストリア文学29』、2013年(第11回日本オーストリア文学会賞(論文部門)受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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榊原 香織

71
"der vom Leben her Befragte"(人間は人生から問いかけられている) フランクルの心理学は絶望に効く。  彼が強制収容所で構想を練っていた劇。 カント、スピノザ、ソクラテス等が出てくる。 中盤以降は日本の研究者の解説や対談2021/10/31

マーブル

6
本書は、収容所を舞台とした劇、そしてその解説。加えてフランクルの仕事や人となりについての研究者による解説、対談、と言った構成になっている。読む前には、『夜と霧』を未読の状態で良いものか心配したが、読み終えると逆にフランクルの入門書としてかえってこちらを先に読んで良かったと思えた。共著者の一人が「フランクルは人生に三度読まれる」と言っている。残念ながら20代では見逃してしまったが、大学生の頃に読んでいたら、実存心理学について書いた卒業論文ももう少し出来が良かったかな、とは虫が良すぎるか。  2017/09/30

とむ

3
いのちの在り方が人生から問われているという視点を持ち、極限状態を乗り越えてきたフランクルの信念が、舞台における対話という形式を通じて伝わってくる。未来や現在ではなく、今まで積み重なってきた、誰にも奪うことのできない、「過去」を重視するという考えにも共感。2021/07/23

v&b

3
『夜と霧』『死と愛』、本書で三部作という説(3頁)。101 後ろ二行からの問題 102 フランクル信条 大きな問題 125 「人間はいかなる状況にあっても、決して単なる手段になるものではない」(定命第二形式)「実際に、目的が手段を神聖化するということはまったくのところ真実ではない。すべては目的のための手段にすぎないと考える人間にとって、目的は必ずしも聖なるものではなりえないから真実ではない。それゆえ、いかなる手段も正当なりと考える人間には聖なるものなどまったくないからである。」 最後得心も、翻訳変か2019/02/18

とっても

2
フランクルについて簡潔に書いてあり、フランクル入門書みたいでよかった。やはり夜と霧は手元に置きたいが、後ろの写真がつらくて…家に置く勇気がない。 天界では黒天使なのに、カールを母の元に連れてくるために、カールに死をもたらすために、地上では親衛隊伍長という役割で生きなければならないというのがおもしろい。しかも親衛隊伍長としての過去と未来、家族を持っており、天使としての意識はない。もしかして、この世の悪人も、役割があって遣わされたということがあるのだろうか。それが役割なら悪人として生きるしかないのか。2025/03/23

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