出版社内容情報
三代将軍・徳川家光の生母は春日だったのか。一次史料から検証することで、一本筋の通ったぶれない生き方をした春日その人に迫る美濃の斎藤家に生まれ、母方の稲葉家の養女となる。戦国の動乱を経て開幕後、江戸城に上がり、三代将軍・徳川家光の乳母として出世。二代将軍徳川秀忠の正室・江の死後も女中として主君・家光に仕え、江戸時代を通じて続く大奥の基礎を築いた。本書は、一次史料と客観的事実関係からその生涯を検証し、家光の生母の謎に迫る。そして、一本筋の通ったぶれない生き方をした春日その人に迫る。
はしがき
第一章 稲葉福とその家族
1 斎藤家と稲葉家
2 稲葉正成との結婚と離婚
第二章 乳母から本丸表の局へ
1 将軍世嗣の乳母
2 江戸城本丸表の局
第三章 春日局の時代
1 表の局から春日局へ
2 将軍家の跡継ぎ問題
第四章 春日局の栄光と晩年
1 政治家としての春日
2 晩年の生活
主要参考文献
あとがき
春日局略年譜
人名・事項索引
福田 千鶴[フクダ チヅル]
2016年12月現在 九州大学基幹教育院人文社会科学部門教授
内容説明
本書は、良質な史料に基づき客観的事実関係からその生涯を検証し、家光生母の謎にも迫る。そして、一本筋の通ったぶれない生き方をした春日その人に光をあてる。江戸城大奥を築いた女一代記。
目次
第1章 稲葉福とその家族(斎藤家と稲葉家;稲葉正成との結婚と離婚)
第2章 乳母から本丸表の局へ(将軍世嗣の乳母;江戸城本丸表の局)
第3章 春日局の時代(表の局から春日局へ;将軍家の跡継ぎ問題)
第4章 春日局の栄光と晩年(政治家としての春日;晩年の生活)
著者等紹介
福田千鶴[フクダチズル]
九州大学大学院文学研究科博士課程後期中途退学。国文学研究資料館・史料館、東京都立大(首都大学東京)、九州産業大を経て、九州大学基幹教育院人文社会科学部門教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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