内容説明
グローバル化と都市間競争の激化、少子高齢化と貧困・格差の拡大など、都市の成熟と変貌に伴い、様々な問題が生じている。それに対応するための、新たな大都市圏ガバナンスとは何か。本書は、日韓の第二都市・大阪と釜山を主な対象として、両国の研究者が、ガバナンスの内部構造、統治システムと住民自治、そして周辺都市・農村との交流・発展までを視野に入れ、共同研究の成果をまとめた一冊である。
目次
自立都市ネットワーク構想と大都市圏ガバナンスの課題
第1部 大阪大都市圏の諸相(大阪大都市圏経済の衰退と再生―自立都市ネットワーク構想を手がかりに;政治的争点としての大都市圏ガバナンス―「大阪都構想」住民投票に関する一考察;大都市圏ガバナンスと住民自治―大阪大都市圏を事例として;大阪都構想と東京都区制度;歪んだグローバル化と大都市圏経済)
第2部 アジアの大都市圏をめぐって(大都市圏ガバナンスの類型・再考―釜山大都市圏を事例にして;北東アジア広域都市圏の発展戦略とガバナンス)
大都市圏の東アジア的特質とその未来―日本・韓国を中心に
著者等紹介
重森曉[シゲモリアキラ]
1942年朝鮮・鉄原生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得、博士(経済学)、元大阪経済大学学長。現在、大阪経済大学名誉教授
柏原誠[カシハラマコト]
1968年大阪府大阪市生まれ。大阪市立大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得満期退学、大阪経済大学経済学部地域政策学科専任講師。現在、大阪経済大学経済学部地域政策学科准教授
桑原武志[クワハラタケシ]
1969年長崎県長崎市生まれ。大阪市立大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得満期退学、大阪経済大学経済学部地域政策学科専任講師。現在、大阪経済大学経済学部地域政策学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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