出版社内容情報
学び続け成長する存在として高齢者を位置づけ、高齢者の学習課題とその支援について、豊富な事例と領域横断的な議論によって探り出す死ぬまで学び続け成長する存在として高齢者を位置づけ、高齢者特有の学習課題に焦点を当てる。そして、多様な高齢者像の視点に立ちながら、高齢者の学習にはどのような方法をとりうるか、国内外の豊富な取材事例と、研究者・実務家との領域横断的な議論によって探り出す。
はじめに:「ラーニングフルエイジング」とは何か
第?部 超高齢社会における学習課題
第1章 エイジングとヘルスリテラシー(中山和弘)
1.1 ヘルスリテラシーとは
1.2 ヘルスリテラシーの多様な次元
1.3 高齢者のヘルスリテラシー
第2章 住まいとコミュニティ(水村容子)
2.1 文化としての住まいと住まい方
2.2 住まいを通じてコミュニティにつながる
2.3 持続可能な北欧の住まいと住まい方
2.4 超高齢社会における日本の住まいと住まい方
第3章 高齢期の働き方と生涯発達(片桐恵子)
3.1 働く60代
3.2 高齢期キャリアからみた社会参加
3.3 学び・発達の場としてのシニア期の“キャリア”
第4章 老いと学びの共同性(梶谷真司)
4.1 「老い」という問題
4.2 老いることの意味
4.3 老いにおける学び
4.4 哲学対話と学びの共同性
4.5 老いも若きも
第5章 がんと生きる(岩瀬 哲)
5.1 がんと生きる
5.2 緩和ケアとは何か
5.3 進化医学
5.4 めぐり合せ
第?部 超高齢社会における学習手法
第6章 高齢者とオンライン学習(山内祐平)
6.1 オンライン学習の普及
6.2 対面学習との組み合わせ
6.3 高齢者にとっての可能性
第7章 新しい,人が集まる場(成瀬友梨・後藤智香子・後藤 純)
7.1 シェアする場の設計手法
7.2 りくカフェ:被災地におけるコミュニティスペースの新しい展開
7.3 おわりに
第8章 プロジェクトを通じた高齢者の学び──ほのぼの研究所における取り組み(大武美保子)
8.1 認知的健康につながる会話支援──共想法
8.2 高齢者が参加する認知症予防研究──ほのぼの研究所
8.3 高齢者によるプロジェクトの推進を支える相互学習
第9章 超高齢社会とカフェ型ヘルスコミュニケーションにおける学び(孫 大輔)
9.1 超高齢社会とヘルスコミュニケーション
9.2 カフェ活動の系譜
9.3 カフェ型ヘルスコミュニケーション「みんくるカフェ」
9.4 カフェ型ヘルスコミュニケーションにおける学び
9.5 今後の展望
第10章 多世代共創社会に向けたワークショップ(森 玲奈)
10.1 高齢者に向けた学習環境のデザインとワークショップ
10.2 多世代で共に創るワークショップのデザイン
10.3 超高齢社会におけるワークショップの可能性
〈ラーニングフルエイジング〉ブックガイド(園部友里恵)
おわりに:なぜ「ラーニングフルエイジング」なのか
森 玲奈[モリ レイナ]
2017年1月現在 帝京大学
内容説明
学び溢れる“ラーニングフルな社会”に向けて。学び続け成長する存在として高齢者を位置づけ、高齢者の学習課題とその支援について、豊富な事例と領域横断的な議論によって探り出す。
目次
第1部 超高齢社会における学習課題(エイジングとヘルスリテラシー;住まいとコミュニティ;高齢期の働き方と生涯発達;老いと学びの共同性;がんと生きる)
第2部 超高齢社会における学習手法(高齢者とオンライン学習;新しい、人が集まる場;プロジェクトを通じた高齢者の学び―ほのぼの研究所における取り組み;超高齢社会とカフェ型ヘルスコミュニケーションにおける学び;多世代共創社会に向けたワークショップ)
著者等紹介
森玲奈[モリレイナ]
帝京大学高等教育開発センター講師。博士(学際情報学)。東京大学大学院学際情報学府博士課程満期退学。東京大学大学院情報学環特任助教を経て現職。学び続ける人とそれを包み込む社会に関心を持ち、生涯学習に関する研究と実践を続けている。2008年度日本教育工学会研究奨励賞受賞。2010年度日本教育工学会論文賞受賞。NPO法人Educe Technologies理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
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