シリーズ・ニッポン再発見<br> トイレ―排泄の空間から見る日本の文化と歴史

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シリーズ・ニッポン再発見
トイレ―排泄の空間から見る日本の文化と歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 211p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623078387
  • NDC分類 383.9
  • Cコード C0336

出版社内容情報

江戸のまちは循環型のエコシティだった! 排泄空間と屎尿処理にまつわるウンチクあれこれ 縄文時代の遺跡から出土した糞石の分析から、縄文人が桟橋からお尻をつきだして排泄していたことがわかった。これを「桟橋式トイレ」という。水に流すということでは今でいう水洗トイレだ。トイレのことを「厠」ともいうが、この語源は「川屋」(川の上に作った小屋)、すなわち桟橋式トイレだと考えられている。そうした大昔の話から、江戸時代の循環型社会のしくみや、現代のクールジャパン的トイレの話まで、トイレや屎尿処理に関する好奇心をくすぐる話を紹介。







[ここがポイント]

◎ 巻頭カラーページでトイレにまつわる資料を紹介。

◎ 世界最古のトイレはしゃがみ式か腰かけ式か、その謎に迫る。

◎ 便所紙として使われた化粧紙の蘊蓄話。

◎ 船のトイレ、列車のトイレはどうなっているのかがわかる。

◎ ウォシュレットを開発したTOTO物語を巻末に掲載。

【巻頭カラー特集】 トイレから見る日本の文化と歴史

 

はじめに



1 日本のトイレ・世界のトイレ

  しゃがみ式トイレ(和式トイレ)

  水洗トイレ・腰かけ式トイレへ

  世界最古のトイレは、しゃがみ式? 腰かけ式?

  水洗トイレのルーツ

  紙と手



2 クールジャパン的トイレ

  トイレで日本再発見

  節水とユニバーサルデザイン(UD)

  子供用トイレと特注品のトイレ

  日本のトイレ文化を世界に発信



3 日本のトイレの歴史概観

  土坑式トイレ

  高野山式トイレ

  移動式便器の登場

  江戸時代になると

  トイレも文明開化

  改良便所の研究

  下水道の建設と水洗トイレの普及



4 屎尿・下水研究会の四方山話

  和船の歴史と便所(松田旭正)

  江戸時代の便所(森田英樹)

  江戸近郊における下肥の流通と肥船(地田修一)

  拭う紙・捨てる紙(関野 勉)

  トイレットペーパーの歴史(関野 勉)

  トイレットペーパーの初めての新聞広告(山崎達雄)

  トイレの神様(小松建司)

  有料トイレの系譜(山崎達雄)

  〈トイレ雑学〉近代公衆トイレの第1号

  昭和10年代の東京における屎尿処理(地田修一)

  屎尿汲取り業を顧みる(石井明男)

  日本独自の屎尿消化処理と農業利用(地田修一)

  豚便所フール(森田英樹)

  列車のトイレ(清水 洽)

  〈トイレ雑学〉富士山のトイレ



巻末資料

 1 TOTO物語

   日本にも水洗腰かけトイレを!

   陶器で便器をつくるむずかしさ

   家庭のトイレにも新風

   ウォシュレットの開発秘話

 2 陶器の便器ができるまで

 3 トイレの別名いろいろ





編集後記

さくいん

屎尿・下水研究会[シニョウゲスイケンキュウカイ]
浄化槽や下水道の普及とともに屎尿の汲取り・処理・処分の仕事は縮小し、トイレ・屎尿に関わる歴史的事実や技術的成果が忘れられようとしている兆しを感じた者たちにより、NPO日本下水文化研究会内に平成10年に立ち上げられた研究会。会員は、便器の設計者、屎尿処理の研究者、下水道・清掃関係の行政担当者、紙の研究家、教育関係者等20名ほど。日頃はなんとなく口にすることが憚られる屎尿や便所などについて、互いに情報を交換し合っている。

内容説明

江戸のまちは循環型のエコシティだった!排泄空間と屎尿処理にまつわるウンチクあれこれ。

目次

1 日本のトイレ・世界のトイレ(しゃがみ式トイレ(和式トイレ)
水洗トイレ・腰かけ式トイレへ ほか)
2 クールジャパン的トイレ(トイレで日本再発見;節水とユニバーサルデザイン(UD) ほか)
3 日本のトイレの歴史概観(土坑式トイレ;高野山式トイレ ほか)
4 屎尿・下水研究会の四方山話(和船の歴史と便所;江戸時代の便所 ほか)
巻末資料(TOTO物語;陶器の便器ができるまで ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

59
トイレットペーパーと便器の変遷、TOTO物語、トイレの神様など…盛り沢山の雑学。そして垂れ流し列車の改善や豚の飼料に大便を与えていた、沖縄の文化に触れたりととても興味を惹かれる内容だった。「ときめく微生物図鑑」で知った、糞土師の伊沢さんにも再会。また長年に渡り汲み取り業を営む高杉さんの談話には、敬意を表したくなるご苦労を垣間みる。戦後初(S22)の有料トイレ「四条トアレ」には、ビデや幼児用ベッドまで設置されたとか。「ごめん遊ばせトアレへ、おホホッ」と上品に言ってみたい。※トアレ(フランス語でトイレの意)2016/11/30

ひろぞー

36
切っても切り離せない生理現象。うんこ!うんこ!あ、私はこの歳でもうんこネタで盛り上がれる女子ですわよ、うふふ。それは置いといて、いやー、ここまでトイレについて語る本は初めて見ました(笑)時代とともに、うんこも色んな意味で扱いが変わってきているのね。うむうむ。昔は売買されて、うんこが大根に変わったりするのか(°_°)とか、嘘のような本当の話もあって興味深かったですな。うんこ!←言いたいだけやん2017/01/26

鱒子

35
図書館本。日本のトイレの歴史を中心に紐解く本です。屎尿・下水研究会編による、多数の専門家が書かれた本のため、内容が多岐にわたります。中でも一番驚いたのが、大根と小便桶を一緒に天秤棒で担いだ「小便買い」(表紙の絵です)。排泄物と食べ物を交換するためだそうですがーーいや、これはちょっと(^_^;) おおらかな時代だったのでしょうね。2016/12/30

ようはん

17
古代から現代のウォッシュレットに至るまでの日本のトイレの歴史。江戸時代の糞尿再利用システムは詳しく解説しているし、電車のトイレシステムの変遷やウォッシュレット製作秘話もかゆい所に手が届くような感じで充実した内容だった。2020/04/25

tom

16
江戸時代、都市部では、糞尿が売買されていて、都心に近ければ近いほど値段が高く、遠くになるにつれて安くなっていた。理由は、糞尿に含まれる栄養素の量で、都心に近い=良い物を喰っていて、その分、残留栄養も高い=肥料としての値打ちが高いということだった。こんなことを史実を踏まえて具体的に書いているかと思いきや、残念なことに表面的なことを羅列しているだけだった。後書きを読んで判ったのだけど、トイレ、排泄についての、研究者は、探すのが容易でないらしい。なるほど、そういうものか、けっこう大切なことなのにと思った次第。2016/11/29

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