叢書ソーシャル・キャピタル<br> ソーシャル・キャピタルと経済―効率性と「きずな」の接点を探る

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叢書ソーシャル・キャピタル
ソーシャル・キャピタルと経済―効率性と「きずな」の接点を探る

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  • サイズ A5判/ページ数 295p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623077717
  • NDC分類 361.3
  • Cコード C3333

出版社内容情報

日本の空気本位主義、中国人の人脈資本主義、米国の起業家精神はそれぞれ何をもたらしたかを考察。効率性と「きずな」は共存・調和できるのか。経済のグローバル化が進む一方、地域の特性がより鮮明になりつつある現状を踏まえ、高齢者の社会参加・社会的企業・情報通信技術の発展・農山村経済・格差問題等の経済活動の諸側面とアメリカ・中国・日本・スウェーデン等の各国の経済動向という2点を軸に、効率性と「きずな」の相互依存関係を分析。今後の日本経済の進むべき方向性を知る手がかりを探究した一冊。


「叢書ソーシャル・キャピタル」刊行にあたって

まえがき
 1 本書の問題意識
 2 本書の構成と各章の位置づけ

序 章 経済とソーシャル・キャピタルとの相互依存関係(大守 隆)
 1 経済活動を表す国民経済計算の枠組み
 2 経済活動の三側面とソーシャル・キャピタル
 3 ソーシャル・キャピタルと経済の動学的な相互関係
 4 ソーシャル・キャピタルと経済学の微妙な関係
 5 社会的選択を通じた経済活動との相互依存関係


 第?部 ソーシャル・キャピタルと経済の多様な関係

第1章 経済発展とソーシャル・キャピタル──市場・政府・コミュニティの枠組みから(澤田康幸)
 1 3つの資源配分メカニズム
 2 経済学における市場・政府・コミュニティ
 3 ソーシャル・キャピタル
 4 ソーシャル・キャピタルの計測
 5 経済発展とソーシャル・キャピタル
 6 市場の失敗・政府の失敗を補正するソーシャル・キャピタル

第2章 日本企業と高齢者が果たすべき役割(奥山俊一)
 1 はじめに
 2 ボランタリー経済とその系譜
 3 変貌する高齢社会とソーシャル・キャピタル
 4 イギリスの「新しい公共」
 5 日本社会が進むべき方向

第3章 社会起業と地域イノベーション(服部篤子)
 1 社会起業の意義
 2 社会起業研究
 3 社会起業と経済
 4 社会起業のビジネス環境
 5 社会起業とソーシャル・キャピタル

第4章 イノベーション促進の触媒機能を果たすソーシャル・キャピタル(百嶋 徹)
 1 イノベーション創出に向けた最適なネットワーク構造
 2 オープンイノベーションの必要性とイノベーションの方法論の転換
 3 オープンイノベーションを成功させるための要件
 4 オープンイノベーション推進に向けた産業支援機関のあり方
 5 新しいコラボレーションの場の台頭
 6 多様な場を併せ持つサステナブル・クリエイティブシティ構築の必要性

第5章 社会基盤としてのソーシャルメディア(須田和博)
 1 ソーシャル・キャピタルとソーシャルメディア
 2 ソーシャルメディアの定義と類型
 3 ソーシャルメディアの利用動向
 4 ソーシャルメディアのネットワーク特性
 5 社会基盤としてのソーシャルメディア

第6章 コモンズと農山村経済(泉 留維)
 1 農山村の衰退と里地里山
 2 現代社会とコモンズ
 3 開いたコモンズとしてのフットパス
 4 市民的なアクセスの形成に向けて

第7章 ウェルビーイング・格差とソーシャル・キャピタル──OECDにおける議論を中心に(平井 滋)
 1 ウェルビーイングとソーシャル・キャピタル
 2 格差と経済成長、ソーシャル・キャピタル
 3 政策分析における実用化のための課題


 第?部 ソーシャル・キャピタルからみた経済の多様性

第8章 日本の空気本位制の功罪(大守 隆)
 1 日本のソーシャル・キャピタル
 2 日本経済の特徴
 3 日本の不安とセーフティネット
 4 空気本位制の影響
 5 悪循環からの脱出

第9章 中国の急成長を支えた人脈資本主義(范 立君)
 1 なぜ急成長できたか
 2 中国式の社会関係の結合原理とその変容
 3 社会関係と人脈資本主義の高成長──2000年代までを中心に
 4 社会関係の権力との結合と人脈資本主義の衰退──2000年代以降を中心に
 5 全人類の発展とソーシャル・キャピタルの意義

第10章 スウェーデンにみる新たな成長モデル──地域・産業クラスターとイノベーション(篠田武司)
 1 イノベーションの重要性が高まる
 2 イノベーションと知識基盤型経済
 3 イノベーションの「場」としての地域
 4 地域・産業クラスター
 5 スウェーデンにおける地域への注目
 6 スウェーデンにおける地域・産業クラスター
 7 ソーシャル・キャピタルと地域・産業クラスター
 8 雇用と福祉が生む信頼と成長

第11章 日米で大きく異なる企業生態(平泉信之)
 1 日本企業の思考と行動の米国人への説明
 2 7-Sによる日米企業の生態比較
 3 生態の相違の根底に価値観の相違
 4 日本的企業生態を超えて


終 章 21世紀の世界経済へのソーシャル・キャピタルの含意(大守 隆)
 1 有識者アンケートの結果と含意
 2 5つの問いへの暫定的な答え
 3 ソーシャル・キャピタルの構造・慣性・多様性

索  引

大守 隆[オオモリ タカシ]
編集

内容説明

グローバル化の中で世界の経済・社会の多様性の行方は?日本の空気本位主義、中国の人脈資本主義、米国の起業家精神はそれぞれ何をもたらしたかを考察。

目次

経済とソーシャル・キャピタルとの相互依存関係
第1部 ソーシャル・キャピタルと経済の多様な関係(経済発展とソーシャル・キャピタル―市場・政府・コミュニティの枠組みから;日本企業と高齢者が果たすべき役割;社会起業と地域イノベーション;イノベーション促進の触媒機能を果たすソーシャル・キャピタル ほか)
第2部 ソーシャル・キャピタルからみた経済の多様性(日本の空気本位制の功罪;中国の急成長を支えた人脈資本主義;スウェーデンにみる新たな成長モデル―地域・産業クラスターとイノベーション;日米で大きく異なる企業生態)
二十一世紀の世界経済へのソーシャル・キャピタルの含意

著者等紹介

大守隆[オオモリタカシ]
1951年神奈川県生まれ。1974年東京大学工学部卒業。オックスフォード大学経済学博士。大阪大学経済学部教授、旧経済企画庁内国調査第一課長、内閣府計量分析室長、同経済社会総合研究所次長、外資系金融機関のチーフエコノミスト、APEC(アジア太平洋経済協力)経済委員会議長等を経て現在、科学技術振興機構・社会技術研究開発センター領域総括(多世代領域)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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takao

1
ふむ2025/01/09

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