出版社内容情報
本書は、全国各地の先駆的な支援事例を紹介するとともに生活保護の現場にソーシャルワークの手法を導入することにより得られる効果を解説したものである。長年、生活保護ケースワーカーとして支援に関わってきた執筆者たちが、その仕事の魅力と難しさを余す所無く伝えており、とかく批判されがちな生活保護行政の実際を把握するのにも好適な一冊。
内容説明
全国各地の優れた実践事例を基に、生活保護におけるソーシャルワークの意義と現状を考察。
目次
第1部 生活保護の相談援助・自立支援活動とそれを支える体制(脱・貧困に向けたソーシャルワーク;生活保護における自立助長と自立支援;生活保護ワーカーの実践環境―より良い生活保護ソーシャルワークの実践に向けて)
第2部 生活保護ソーシャルワーク実践の現場から(DV被害者への支援;心の病に苦しむ人への支援;働く意欲を奪われた人への支援;高齢者への支援;障がい者への支援)
第3部 福祉事務所の組織的取り組み(子どもへの支援;被災者支援と生活保護業務の実際―岩手県からの報告;生活意欲向上を目指した支援―釧路型自立支援のモデルの実際)
著者等紹介
岡部卓[オカベタク]
首都大学東京都市教養学部教授。『生活困窮者自立支援ハンドブック』(編著)中央法規出版、2015年
長友祐三[ナガトモユウゾウ]
埼玉県立大学保健医療福祉学部教授。『就労支援サービス第4版』(共著)中央法規出版、2016年
池谷秀登[イケタニヒデト]
帝京平成大学現代ライフ学部教授。『生活保護ハンドブック―「生活保護手帳」を読みとくために』日本加除出版、2017年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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