昭和思想史としての小泉信三―民主と保守の超克

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昭和思想史としての小泉信三―民主と保守の超克

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  • サイズ B6判/ページ数 368,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623077373
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3010

出版社内容情報

近代経済学・マルクス主義・平和論・帝室論…戦前・戦中・戦後、「勇気ある自由人」、思想の軌跡

はしがき



序 章 思想史としての小泉信三

 1 福澤諭吉と小泉信三

 2 保守的な自由主義

 3 ハイエクとの比較

 4 日本を問い直す

 5 本書の構成



第1章 明治期における小泉信三

 1 福澤との距離

 2 恩 師

 3 青年小泉の主張



第2章 経済学、経済学史、社会思想史研究

 1 研究者としての歩み

 2 経済学、経済学史研究

 3 社会思想史研究

 4 マルクス主義者との闘い

 5 体系的思想の萌芽



第3章 塾長時代における福澤との邂逅

 1 指導者となる

 2 福澤への言及

 3 戦争へ

 4 「青い鳥」――戦後の小泉への架橋



第4章 戦後三部作における思想形成

 1 塾長を辞め自由に語るようになる

 2 『共産主義批判の常識』

 3 『私とマルクシズム』

 4 『共産主義と人間尊重』

 5 福澤主義者、小泉へ



第5章 「秩序ある進歩」に見る思想の構造

 1 平和における進歩

 2 「秩序」と「進歩」

 3 平和と法

 4 個人主義の基礎としての道徳と教育

 5 日本と日本人

 6 心身の鍛錬の重要性

 7 独立を妨げるもの



第6章 「保守」派の様相

 1 「保守」派小泉の争点

 2 講和論と平和論

 3 日本語――新仮名遣いの問題

 4 天皇と皇室

 5 保守の様相



第7章 ハイエクとの知的交錯

 1 共通の敵

 2 小泉に見るハイエク

 3 社会主義批判の変容

 4 民主主義をめぐる小泉信三とハイエク

 5 個人と全体

 6 福祉国家論

 7 保守性と非保守性

 8 課題の相違



第8章 思想としての小泉主義

 1 新しい福澤諭吉

 2 小泉における個人と自由

 3 考える保守

 4 自由主義の新旧

 5 言論の作法

 6 小泉の「奉ずる主義」



参考文献

あとがき

人名・事項索引

楠 茂樹[クスノキ シゲキ]
2016年12月現在京都産業大学法学部専任講師,上智大学法学部・法科大学院教授,総務省参与,京都府参与等を歴任。

楠 美佐子[クスノキ ミサコ]
2016年12月現在桐蔭横浜大学非常勤講師,名城大学総合研究所助教を歴任。

内容説明

経済学の第一線の研究者として活躍し、文芸評論にも長け、戦後は平和論、帝室論にまで重要な足跡を残した小泉信三。本書は、ゼロ地点から福澤諭吉、ハイエクとの知的交流、そして戦前・戦中・戦後の思想的遍歴を捉える。それは、曖昧な「リベラル」「保守」「自由」「愛国」などの言葉では語ることはできない。「勇気ある自由人」小泉信三没後五〇年に送り出す小泉を通した昭和思想史。

目次

序章 思想史としての小泉信三
第1章 明治期における小泉信三
第2章 経済学、経済学史、社会思想史研究
第3章 塾長時代における福澤との邂逅
第4章 戦後三部作における思想形成
第5章 「秩序ある進歩」に見る思想の構造
第6章 「保守」派の様相
第7章 ハイエクとの知的交錯
第8章 思想としての小泉主義

著者等紹介

楠茂樹[クスノキシゲキ]
1971年生まれ。慶應義塾大学商学部卒。京都大学博士(法学)。京都産業大学法学部専任講師、上智大学法学部・法科大学院教授、総務省参与、京都府参与等を歴任

楠美佐子[クスノキミサコ]
1972年生まれ。慶應義塾大学文学部卒。慶應義塾大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学。桐蔭横浜大学非常勤講師、名城大学総合研究所助教を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

112
経済学者あるいは読書家、思想家としての小泉信三についての多面的な顔を分析してくれています。私は父親の蔵書を引き継いだ関係もあり、福沢諭吉全集、小泉信三全集を読んできましたがこのような本が早く出ていればと思いました。福沢諭吉との関係なども書かれていてかなり密度の濃い本でもう一度全集を読み直したくなります。2017/05/18

Haruka Fukuhara

10
小泉信三という名前こそ知っているものの、何も実質的なことを知らなかった自分にとって、非常によい入門、紹介の書だった。文章もテンポがよく、内容もよく充実している。著者はご夫婦ということだろうか。お二人ともハイエクの研究者とのこと。2017/07/23

なんとかかんとか

0
春学期かけて読了、お疲れ様でした。著者がハイエクの研究者のため思うところはあったが、元総長の思想を学ぶことは学生としては必要なことだったのではないか。2023/07/01

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