膠原病―免疫が強いの?弱いの?自分の病気を知るために

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膠原病―免疫が強いの?弱いの?自分の病気を知るために

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  • サイズ B6判/ページ数 324,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784623077243
  • NDC分類 491.16
  • Cコード C0347

出版社内容情報

患者と医師のやさしい関係とは。エピソードを織り交ぜて自己免疫異常による謎多き病に迫る原因不明の難病「膠原病」を解読する。さまざまな誤解にさらされてきたこの病を正確に捉え直し、具体的治療法、特にかつて奇跡の薬と言われたステロイドを解説する。またこの病とのよりよい付き合い方を語り下ろす。「膠原病」は、この通称の由来も含めて謎が多い。しかし一つはっきりしているのはリウマチと同じく通常は「自己を守る」抗体が「自己を攻撃」するという事実である。

序 章 病気に対する知識を蓄えておくこと



第1章 膠原病とはどんな病気か

 1 「膠原病」の発症──“私”の場合

 2 「膠原病」は診断名か──コラーゲンの病気? P・クレンペラー

 3 膠原病の特徴──自己免疫異常と炎症

 4 膠原病とリウマチとの違い──関節リウマチは膠原病か

 5 難病の歴史と膠原病──「寛解」を目指しているが……



コラム 内科からみた関節リウマチと整形外科からみた関節リウマチ



第2章 膠原病と免疫

 1 抗核抗体──「抗体」というタンパク質

 2 そもそも「免疫」とは──排除すべきか排除すべきでないのか



コラム 臓器特異的自己免疫疾患

コラム がんと免疫



第3章 膠原病ではどのような症状が出るのか

 1 高頻度にみられる症状──発熱、皮膚炎、関節痛、筋肉痛、咳等々

 2 注意すべき検査異常──例えば、抗核抗体陽性

 3 膠原病における誤解──多くの顔を持つ病気

 4 自己炎症性症候群について──自然免疫が起こす炎症



コラム 偽陽性と擬陽性

コラム ベーチェット病



第4章 膠原病における治療

 1 治療の一般的な考え方──炎症を抑える、免疫を抑える

 2 非ステロイド抗炎症薬──「痛み止め」という誤解と副作用

 3 副腎皮質ステロイド──有効性と副作用の間で

 4 ステロイドについてよくある質問──ステロイドの効果を操作する

 5 免疫抑制薬──ステロイドと異なる副作用には要注意



コラム トシリズマブ

コラム 薬物の相互作用



第5章 全身性エリテマトーデス

 1 全身性エリテマトーデスとは──遺伝的素因と環境因子

 2 ループス腎炎──人工透析のない時代は死の病

 3 神経障害──中枢神経ループス

 4 血液の異常──血液のバランスの悪化

 5 内臓や皮膚の症状──顔に症状が出るストレス



コラム SLEと関係する可能性



第6章 強皮症、筋炎と混合性結合組織病

 1 強皮症──皮が硬くなる、身体の表面も臓器も

 2 多発性筋炎/皮膚筋炎──自己抗体と間質性肺炎

 3 混合性結合組織病──アメリカでは疑惑の疾患



コラム γグロブリン大量静注療法



第7章 その他の膠原病

 1 血管炎症候群──ウェゲナー肉芽腫症から多発血管炎性肉芽腫症へ

 2 シェーグレン症候群──「口が渇く、目が乾く」全身性疾患

 3 抗リン脂質抗体症候群──医師を悩ます血栓症のリスク



コラム 顕微鏡的多発血管炎の症例

コラム マルチターゲット療法

コラム 膠原病患者さんのワクチン接種

コラム サプリメントの使用

コラム 風邪薬の服用



終 章 自分の能力を高めるために



参考文献

索 引

伊藤 宣[イトウ ヒロム]
2016年8月現在京都大学大学院医学研究科整形外科准教授

藤井 隆夫[フジイ タカオ]
2016年10月現在和歌山県立医科大学医学部リウマチ・膠原病科学講座教授

内容説明

シニア時代を「骨」から考える―患者と医師のやさしい関係。エピソードを織り交ぜて自己免疫異常による謎多き病に迫る。

目次

序章 病気に対する知識を蓄えておくこと
第1章 膠原病とはどんな病気か
第2章 膠原病と免疫
第3章 膠原病ではどのような症状が出るのか
第4章 膠原病における治療
第5章 全身性エリテマトーデス
第6章 強皮症、筋炎と混合性結合組織病
第7章 その他の膠原病
終章 自分の能力を高めるために

著者等紹介

藤井隆夫[フジイタカオ]
和歌山県立医科大学医学部リウマチ・膠原病科学講座教授。1963年、岐阜県生まれ。岐阜県立加納高等学校卒業。1989年、慶應義塾大学医学部卒業。1993年、慶應義塾大学大学院(医学研究科)修了。米国イェール大学研究員、慶應義塾大学助手、京都大学大学院医学研究科内科学講座臨床免疫学准教授などを経て、2014年より京都大学大学院医学研究科リウマチ性疾患制御学講座(京都大学医学部附属病院リウマチセンター)特定教授。2015年10月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

13
シリーズ骨の話・5(2016)。特定疾患の仕組み。膠原病は日本特有の表記?抗核抗体・自己抗体。抗CCP、抗日本鎖DNA、抗Sm、抗トポイソメラーゼ、抗セントロメア、抗RNAポリメラーゼⅢ、抗Jo-1、抗ARS、抗U1RNP、MPO-ANCA、PR3-ANCA、抗Ro/SS-A、抗Ro/SS-B。擬陽性と偽陽性。リツキシマブ(B細胞上のCD20抗体)。2022/01/22

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

7
特定疾患の持病があるので、気になって手に取りました。専門家向けの書籍なんでしょうけど門外漢にもたいへんわかりやすい内容でした。なんで骨の本に膠原病?と不思議でしたが、膠原病の最たるものが関節リウマチだから、ということで納得。膠原病=免疫疾患と思っていましたが、免疫疾患には全身性と臓器特異的の2種類があり、膠原病は前者に含まれ、私の持病は後者であるので膠原病ではないと遅まきながら理解。病名を特定するための検査などの作業の多さ、そして見たことも聞いたこともない病名の多さ、健康でいられるって実は奇跡なんだな2017/02/02

ちかこ

1
膠原病の中の全身性エリテマトーデス(SLE)の確定診断が付いたので、勉強しようと思い図書館で借りて読んでみました。 専門的だったのですが、SLEは厄介な病気だな〜という印象を受けました。 父方の祖母が関節リウマチと潰瘍性大腸炎なので多少遺伝要素もあるのかなと思ったり。 まずは、自分の病気を知ることから少しずつはじめていって上手く付き合っていけたらいいなとおもいます。2024/03/31

yu-cha

0
この関連本を濫読中。しかしこの先生熱いww2019/02/13

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