ミネルヴァ日本評伝選<br> 毛利輝元―西国の儀任せ置かるの由候

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ミネルヴァ日本評伝選
毛利輝元―西国の儀任せ置かるの由候

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  • サイズ B6判/ページ数 391,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623076895
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

元就の抑圧、天下人との苦闘… 関ヶ原に賭けた野望と挫折。はじめに



第一章 輝元の幼少期

 1 輝元の誕生とその父母、兄弟姉妹、乳母

 2 幸鶴とそれを取り巻く人物



第二章 二頭政治と御四人体制

 1 元服後の輝元

 2 二頭政治体制

 3 御四人体制



第三章 輝元と織田信長

 1 毛利・織田同盟期

 2 毛利・織田軍事同盟の破綻



第四章 輝元と羽柴秀吉

 1 秀吉との戦闘

 2 秀吉との講和



第五章 豊臣期における領国支配の変革

 1 毛利氏軍事力編成の展開

 2 検地と村落支配

 3 行政機構の変革と家臣団統制

 4 広島城築城と都市支配



第六章 豊臣政権の崩壊と防長減封

 1 関ヶ原合戦

2 防長減封と後継者秀就



第七章 毛利氏再興

 1 藩政の整備

 2 関ヶ原合戦後の諸事件と旧有力国人領主層



終 章 輝元は凡将だったのか



参考文献

あとがき

毛利輝元年譜

事項索引

人名索引光成 準治[ミツナリ ジュンジ]
2016年4月現在鈴峯女子短期大学非常勤講師

内容説明

毛利輝元(一五五三~一六二五)織豊期の大名。元就の後継者として中国地方を制覇し、豊臣政権では五大老の一人となり、関ヶ原の戦いで西軍の総大将格となった輝元。劣等感に悩み、時代に翻弄されつつも、明治維新に繋がる萩藩の礎を築いた生涯を描く。

目次

第1章 輝元の幼少期
第2章 二頭政治と御四人体制
第3章 輝元と織田信長
第4章 輝元と羽柴秀吉
第5章 豊臣期における領国支配の変革
第6章 豊臣政権の崩壊と防長減封
第7章 毛利氏再興
終章 輝元は凡将だったのか

著者等紹介

光成準治[ミツナリジュンジ]
1963年大阪府生まれ。広島県で育つ。2006年九州大学大学院比較社会文化学府博士課程修了。博士(比較社会文化)学位取得。現在、鈴峯女子短期大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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蔦屋重三郎そっくりおじさん・寺

65
毛利輝元は気の毒な人である。戦国物の本では大概無能に書いてある。酷い漫画になるとデブに描いてある(笑)。タイムスリップして信長になる話はよくあるが、信長じゃなく輝元になってみろよ、と思う。関ヶ原で敗戦し、領土が大幅に減ったがこれは上杉景勝も一緒である。何故輝元ばかり軽蔑されるのか?。広島県人である私は庇いたい。現在の広島の繁栄も輝元ありきである。一読。毛利家は文書が沢山残りすぎていて格好悪いものも残ってるのが気の毒である。巨大な毛利に生まれコンプレックスが強く、悪い事もしていて子供を甘やかす輝元。(続く)2016/06/18

MUNEKAZ

6
関ケ原での大ポカのせいで評価の低い輝元だけど、豊臣政権のもとで行った中央集権化であったり、防長移封後の毛利家の立て直しなど「強か」な面にも注目しながら描かれた評伝。書状類も多く載っており、偉大な祖父や叔父達とのコンプレックスに悩み、ときに野心家で、息子に甘いところのある輝元の人となりがよくわかる。「凡将」かもしれないけれど、そういった人間臭い面が輝元の魅力だとも思った。2016/05/23

あまたあるほし

5
輝元の再評価を決定付ける一冊。野心家としての側面をきちんと描いている。佐野道可の大坂入城も輝元の野心の可能性を排除してないところが面白い。歴戦の徳川内府と争うには、修羅場が足りなかったかもしれない。とても、興味深くよめた一方で、文禄の役、慶長の役などの馴染みあることばではなく、「朝鮮侵略戦争」を使ったり(事実云々はさておき、一瞬何を指してるか悩み止まる)、まとめで、「民衆への収奪」などのいかにもなことを書いている。著者の思想である以上仕方ないのだが、はっきりいって興を削がれた。2017/09/04

Aki

4
戦国時代西の巨頭とされながら、イマイチ地味で血沸き肉踊るような軍記ものも少ない毛利家。元就の孫で信長、秀吉、家康と対峙した輝元の一生を史料を紐解き丁寧に綴る。輝元だけでなく毛利家を理解するにも貴重な一冊だと感じる。2018/04/08

うしうし

4
愛好家向けの一般書ではなく、高度な内容の研究書である。以前、著者の『関ヶ原以前』を読んだ時、関ヶ原合戦に消極的な立場で西軍大将を引き受けたとされていた輝元が、実は参戦に積極的で、加えて領土的な野心から四国や北九州方面にも派兵を行っていた事実を知り、大きな衝撃を受けた。本書でもこのことが触れられており、さらに幼少期から晩年に至る人物像を、史料や近年の研究を紹介しながら検討している。史料の原文がそのまま引用されている部分があり、正直読み辛い箇所も多いが、現状で最も充実した毛利輝元の研究書といえる。2016/12/19

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