出版社内容情報
万里の長城、面子と交際、皇帝と奴隷、芝居見物、猟奇と驚異…好奇心旺盛な執筆陣が中国文化の精髄を解き明かす。
内容説明
よく知らない近くの国。中国ってこんなにおもしろい!万里の長城、面子と交際、皇帝と奴隷、芝居見物、猟奇と驚異…好奇心旺盛な執筆陣が中国文化の精髄を解き明かす。
目次
第1章 “中国”をかたちづくるもの
第2章 意味ありげな場所とのであい
第3章 人びとの生活を彩るもの
第4章 いろいろな人たち
第5章 不思議なものども
第6章 書く・描く・見る・読む・聞く・遊ぶ
第7章 周縁の愉悦
著者等紹介
武田雅哉[タケダマサヤ]
現在、北海道大学大学院文学研究科教授
加部勇一郎[カベユウイチロウ]
現在、北海道大学大学院文学研究科専門研究員
田村容子[タムラヨウコ]
現在、福井大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さとうしん
4
『テーマで読み解く中国の文化』とコンセプトが似通っており、出版時期・出版社も一緒だが、こちらは長白山天池の怪獣やUFOの目撃証言を取り上げたり、「芸術写真」や「広場舞」をネタにしたりと、より通俗的な文化を取り上げている。『テーマで読み解く~』の方がメインカルチャーを中心に紹介しているので、二つ合わせ読めば中国文化の裏表両面を理解できるということになるだろう。2016/05/31
たろーたん
1
55のキーワードシリーズが好きで読んだのだが、他と比べると微妙だった。他の本が、なんとなくてもアメリカ的なモノ、フランス的なモノを描こうとしているのに対して、この本では現代まで続く中国的なモノがあまり見えなかった。『礼記』では~、『孟子』では~、と昔の書物を取り出されて紹介されるが、イマイチ今の中国に繋がる様子が見えなかった。戦国時代や宋時代など出てくる本の時代も飛びまくるし、今中国人が何が好きで何が嫌いで何を大切にしているのかが見えず、歴史の資料集をずっと読んでるような気分だった。2023/10/02