出版社内容情報
2009年に成立した民主党政権は、鳩山、菅、野田政権を通じてなぜ世論の期待を失い、自民党が再び政権を奪還するに至ったのか。世論の動向を気にしつつ野田政権が行った解散は、どのような展開を見せたのか。政権交代の意味、野党のあり方をも問いかけた衆院選について、本書では全国各地の特徴的選挙区を調査することで、その実態を明らかにする。
内容説明
自民党復活の現場を探る。民主党政権はなぜ世論の支持を失ったか…政権交代の意味、そして野党のあり方とは。
目次
政権奪還選挙への展開
第1部 候補者と政権奪還(横路孝弘は、なぜ負けたのか―北海道一区;小沢王国の黄昏?―岩手四区;民主党候補者と民主党―香川一区・二区;政党中心選挙の中での個人投票―奈良一区・二区)
第2部 政党と政権奪還(政党中心の選挙は実現したか―石川一区;“王国の落日”をもたらした二度の分裂―愛知県選挙区;政権交代後の「気候」の変化―福岡九区・一〇区;自民党議席奪還の構図―沖縄県選挙区;第三極と「スプリット・ウィナー」―静岡一区、東京二区・五区)
政権奪還と日本政治への影響
著者等紹介
白鳥浩[シラトリヒロシ]
1968年東京都生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。現在、法政大学大学院政策科学研究所所長。英国オックスフォード大学ペンブローグ・カレッジ客員フェロー。同ニッサン日本研究所客員研究員。日本地方政治学会・日本地域政治学会理事長。日本政治学会理事。法政大学大学院公共政策研究科教授。元静岡大学人文学部助教授。博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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