内容説明
新たな手法であるマーケット・マイクロストラクチャー分析を用いて証券市場の流動性や透明性を検証し、マネーフローの実態を探る。日本の金融市場の実態を捉えなおすとともに、取引データを用いた実証分析を行うことで、その変化の実態を明らかにした。
目次
第1章 金融市場の仕組みとその変遷
第2章 金融市場の実証分析手法―マーケット・マイクロストラクチャー入門
第3章 証券市場の透明性・匿名性と市場流動性の関係
第4章 金融証券取引法の施行と投資家行動―情報公開の促進による投資家行動の変化
第5章 日本の機関投資家行動と市場流動性の関係―機関投資家の取引行動はどうなっているのか
第6章 東証以外の証券市場の姿―名古屋証券取引所上場企業の市場流動性
第7章 世界金融危機の国内証券取引所への影響―名証上場企業への影響
第8章 東京市場の国際競争力と今後の金融市場についての展望―制度・規制改革や市場整備の諸施策からの考察
補論 国際金融センターランキングのスコア
著者等紹介
坂和秀晃[サカワヒデアキ]
1979年生まれ。大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。現在、名古屋市立大学大学院経済学研究科准教授
渡辺直樹[ワタナベナオキ]
1979年生まれ。大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了。博士(国際公共政策学)。現在、立命館大学経営学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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