ミネルヴァ日本評伝選<br> 藤原秀衡―義経を大将軍として国務せしむべし

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ミネルヴァ日本評伝選
藤原秀衡―義経を大将軍として国務せしむべし

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  • サイズ B6判/ページ数 321,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623075768
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0321

内容説明

藤原秀衡(一一二二~一一八七)平安時代末期の豪族。父・基衡の死去を受けて平泉藤原氏第三代当主となる。豊富な財力をもって中央政界との繋がりを強めながら、仏教文化の大輪を花開かせる。治承~文治年間の争乱期には、軍事優先路線への転換を図って、広域軍政府樹立を目指すが、志なかばで斃れる。本書では、文献・考古資料によって、その波乱万丈の人生に迫る。

目次

序章 さまざまな人物像
第1章 立ちはだかる大きな壁
第2章 偉大な祖父、清衡の国づくりを振り返って
第3章 平泉三代の御館、秀衡の登場
第4章 秀衡を支える人びと
第5章 都市平泉の全盛期
第6章 鎮守府将軍秀衡の登場
第7章 秀衡の平泉幕府構想
第8章 義経を金看板とする広域軍政府の誕生
第9章 文治五年奥州合戦
終章 平泉の置きみやげ

著者等紹介

入間田宣夫[イルマダノブオ]
1942年(昭和17年)、宮城県涌谷町生まれ。1968年東北大学大学院文学研究科国史学専攻博士課程中退、同年東北大学文学部助手。山形大学助教授、東北大学助教授、東北大学東北アジア研究センター教授などを歴任し、2005年に東北大学名誉教授。東北芸術工科大学教授を経て2013年4月に一関市博物館長に就任。専門は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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てん06@ニックネーム変更

10
藤原秀衡の評伝ということになっているが、秀衡を中心とした、平泉藤原氏を概観した内容といったらよいか。清衡から始まり、泰衡・国衡が頼朝に敗れ藤原氏が滅亡するまでの、筆者のこれまでの研究も振り返り再評価している。時代も古く、今後の研究結果も待たれる部分が多いためか、「~に違いない」といった表現が多いのが気になる。が、一般に知られている藤原氏について実は違っていることも多々あるようで、興味深かった。2022/05/15

MUNEKAZ

7
藤原秀衡の評伝。著者は「蝦夷の首長」「北方世界の王」といった当時の日本の「外」の存在として秀衡を捉えることを批判し、あくまで日本の「内」にあって都の諸権門と交渉を持ちながら勢力を伸ばしてきた地方豪族として見る。それは全くその通りと思うのだが、著者の思い入れややたらと多用されるカタカナ語のせいで、何だか浮ついた印象も。個人的に興味深いのは平泉に勧進された平安京の諸社の内、伊勢や春日、石清水など国家的なものが排除されていたという点。都鄙の微妙な距離感が伺えるところである。2019/01/28

読書実践家

5
読みやすい文章で、奥州藤原氏を知る。繁栄した平泉、世界遺産となるほどに栄華を誇る。その上に君臨する藤原秀郷の素顔に迫る。2016/02/19

ようはん

0
奥州の覇者としてのイメージが強い奥州藤原氏であるが東北全域を支配していたという訳ではなく、特に福島県の地域に関しては信夫地域は股肱の重臣であった佐藤氏がいたものの、他地域は奥州藤原氏の完全な支配下にはなかった諸豪族が蟠踞し会津は越後の城氏の勢力下で治承・寿永の乱の時期に制圧したのが興味深かった。2019/04/09

mk

0
「平泉藤原氏」の全盛期を築きあげた“奥の御館”藤原秀衡の生涯を、祖父の遺産、父の苦労、曽祖母や母の願いといった家族史のキーワードに引きつけて過不足なくまとめ、佐藤氏をはじめとする従者との関係や陸奥国府との折衝にも入念に目配りした著者畢竟の評伝。北日本の覇者としての歴史像を安易に強調せず、朝廷権力との外交努力を継続した苦節の年月が作り上げた権力とする評価は、氏の奥州藤原氏研究の根幹でもある。とまれ、約半世紀にわたる著者の武士団研究のエッセンスが人物史として結実したことは、素直に喜ぶべきことと思う。2017/07/12

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