目次
なぜ統計のことを勉強しなければいけないの?
知ってるつもりの世界と統計でみる世界
「びっくりグラフ」にご用心
わかっているようで意外にわかっていない「平均」と「パーセント」
平均だけで大丈夫?「代表値」と「ばらつき」のこと
「関係がある」ってどういうこと?
本当の原因を探してみよう
その統計は信頼できますか?データの6W4H
定義が変わると数値も変わる
誰に聞くかで結果は変わる
その結果は偶然?それとも…?
聞き方しだいで答えは変わる
統計の勘違いに気をつけよう(1)―「数値の意味」編
統計の勘違いに気をつけよう(2)―「統計の解釈」編
「証拠に基づいた議論」を練習しよう
著者等紹介
神林博史[カンバヤシヒロシ]
1971年長野県生まれ。1995年金沢大学文学部卒業。2002年東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学・東北大学)。現在、東北学院大学教養学部人間科学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のんすけ
24
統計の基礎の基礎。数学の途中から頭が真っ白になる私にはこのくらいがちょうどいい。苦手意識が少し薄まった気がします。2019/01/06
そろばんや
5
大学時代に統計(というか数学)に全く触れていなかった人間が、仕事にあたって偏差やら相関やらに触れる機会が多くなり、「よう分からんなあ」という状態の時に、本屋で目にとまり購入したもの。 統計によって他人に「騙されず」、また他人を「騙さない」ためにどのような知識を着けるべきかを基本とし、距離の近さを感じさせる筆致で読者に知識を伝えてくれる。 詳細な解説をせず「自分で調べる」ことをとにかく促すため、私のような無知には適した密度で、かつ知識欲も煽られるため、持続的な学習へ導いてくれる。学生時代に読むべきであった。2016/06/06
rubidus
3
統計の基本的なことが学べる。あとがきにもあるが、東北学院大学の教養教育科目(統計的思考の基礎)のテキストです。2020/09/12
ゆり
3
統計学の知識ゼロでも理解できる。読後の行動こそが重要だが、入門書としてハードルを下げてくれた。統計リテラシーはこれから必須の教養。統計にだまされないように、統計で(意図せず)だまさないように、これからも勉強と実践を重ねていきたい。◆平易な文章で書かれているし、各章冒頭に「先生とネコ」の会話があるなど、構成面でも取っ付きやすくなっている。数字が苦手と思い込んでいる人ほどおすすめ。◆仕事でデータ分析をするようになり、そのための知識をと手に取った。当初の想定とは少しずれがあったが、結果として読んで良かった。2018/08/16
ベー
3
統計を学んではみたいけれど、テキストを立ち読みしてみても導入でいつも躊躇していたが、本書はまさしく1歩前からはじめる。最低限押さえておくべき用語、考え方の導入部分に絞っている印象を受けた。統計学を1度挫折した方もこの本を読んでからチャレンジするといいかもしれない。2017/05/07