内容説明
岡山県備中高梁にキリスト教が伝道され地域に根付くまでの歴史的過程を、その前史(幕末期)にまで遡って考察。地方山間部の地域において、明治前半には教会が設立され確たる基盤を築いた事実の根底を分析する。同志社を卒業したばかりの金森通倫の布教、新島襄の来訪と人々との交流など、新しい思想の受容や葛藤、行動と人脈に注目し、教会の歴史から、動乱の時代の地域文化・風土、思想の変遷を明らかにする。
目次
序章 日本の風土とキリスト教
第1章 新島襄と備中松山藩の絆
第2章 備中松山藩にとっての幕末維新
第3章 備中高梁における福音のはじめ
第4章 高梁基督教会の創立
第5章 “火の洗礼”―高梁基督教会成立のイニシエーション
第6章 黄金時代の到来―古木虎三郎の牧会と教会堂の建立
終章 備中高梁におけるキリスト教会の成立
著者等紹介
八木橋康広[ヤギハシヤスヒロ]
1962年埼玉県生まれ。同志社大学大学院神学研究科博士課程修了、博士(神学)。現在、日本基督教団高梁教会(高梁基督教会)牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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