関西学院大学研究叢書
集団就職とは何であったか―“金の卵”の時空間

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  • サイズ A5判/ページ数 371,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623074570
  • NDC分類 366.29
  • Cコード C3036

内容説明

集団就職は若年労働力移動のための国家的プロジェクトであり、高度経済成長期の労働力需給調整や労働力移動の制度化においては中心的な位置を占めた。本書は、残された少ない資料から集団就職の実態を詳細に追い、埋もれた歴史の断面に光をあてる労作。

目次

集団就職の時空間
第1部 ナショナル労働市場という夢と集団就職制度(労働市場の運動と集団就職の諸制度;高度経済成長期における集団就職の概要)
第2部 就職列車の半世紀(戦時体制下の集団就職―一九三九年秋田発「日本最初」の就職列車を中心に;戦後における就職列車の展開―「織女星号」から計画輸送のその後まで)
第3部 さまざまな求人と移動(人身売買から集団就職へ―一九五四年青森発上野行き就職列車と大凶作;集団就職と県民性―鹿児島県出身者を中心に;集団就職と都市イメージ―工都尼崎市の求職開拓政策;海外移住としての本土就職―沖縄からの集団就職;集団就職と韓国人研修生―高度経済成長期における「開国」)
集団就職を問いなおす

著者等紹介

山口覚[ヤマグチサトシ]
1971年愛知県生まれ。2000年関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得修了、博士(地理学)。現在、関西学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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