内容説明
リーマン・ショック、欧州債務危機など、金融危機と不況が繰り返され、各国は様々な危機回避政策を行っている。経済・賃金格差を拡大させつつ継続する現在に資本主義は、果たしてこのままで発展が可能なのか。本書では、金融セクターが経済成長を主導していく必然性を明らかにし、金融危機を発端とする経済危機、財政危機の連関を詳解。市場メカニズムのメリットを生かし、格差の解消を可能にする経済システムとは何かを展望する。
目次
資本主義のあらたな大転換期
第1部 実体経済の成長と金融肥大化(実体経済の成長メカニズム;イノベーションと恐慌の機能;金融セクターが主導する経済成長)
第2部 世界金融危機から中央銀行危機へ(資金バブルの生成と崩壊;金融危機から中央銀行危機へ;日銀と米FRBの出口戦略)
実体経済の成長と日本のゆくえ
著者等紹介
相沢幸悦[アイザワコウエツ]
1950年秋田県生まれ。1978年法政大学経済学部卒業。1986年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。(財)日本証券経済研究所主任研究員、長崎大学・埼玉大学経済学部教授を経て、埼玉学園大学経済経営学部教授、川口短期大学ビジネス実務学科客員教授(経済学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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