内容説明
「秘書力」こそが最強のビジネス基礎力である―秘書の仕事は“自分視点”ではなく、上司とお客さまという“相手視点”で考え、行動することです。それは秘書に限ったことではなく、周囲と信頼関係を築くことを求める、すべての働く人に必要な仕事術といえるでしょう。
目次
第1部 業務遂行編(秘書力とは、「段取り力」;秘書力とは、「確実力」;秘書力とは、「気づき力」;秘書力とは、「問題解決力」)
第2部 関係構築編(秘書力とは、「接遇力」;秘書力とは、「コミュニケーション力」;秘書力とは、「信用力」)
第3部 自己成長編(秘書力とは、「学び力」;秘書力とは、「成長力」)
著者等紹介
井出元子[イデモトコ]
株式会社小宮コンサルタンツ秘書。岩手大学人文社会科学部卒業後、株式会社リクルート入社。ITトレーナーとして転職、出版・印刷業界や、移動体通信業界で、人材育成を行なう。2008年小宮コンサルタンツに入社、代表であり経営コンサルタントの小宮一慶の秘書を務める一方、接遇研修、新入社員研修、秘書研修等の講師を務める。秘書技能検定1級(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
35
最短の導線を考え、段取りして動くセンスが求められる。上司の1分1秒を生み出すという仕事の奥の深さを感じます。そこに、秘書以外の職種の働き方のヒントがあります。以下メモ。秘書の時間軸と上司の時間軸を行ったり来たりしながら仕事を組み立てる。過剰な仕事、足りない仕事をしないためのゴール確認。自分の作業時間、タスクの管理が必須。秘書力とは「気づき力」「接遇力」「学び力」。不足の事態に備えてプランb、プランcを用意。気付く人は、自分の周りで起こることを全て自分ごととして捉える。三回目のお礼が人を動かす。2023/03/25
yutaro sata
28
折に触れて読み返したい本。マークを付けた箇所が多くなったので、特に良かった箇所をあげると、p99「周りで起きていることを全て自分事として捉える」という話。変化や状況に気がつく人になるために必要なことというので。p116~120「依頼の仕方、表現の工夫。感謝の表現、タイミングの工夫」が書かれているところ。その場でお礼を言い、また改めて言うことの大事さなど。p145~147 「相手の名前を大事にする」という話。きちんと名前で呼びかける。書くにしても言うにしても間違えないよう気をつけることなど。2024/04/07
Ciel
23
「一人前と一流は違う。右から左に、仕事を処理するのが早いだけの人は、一人前にはなれるけど、一流にはなれない」というフレーズにドキっとしてしまった。私はまだまだ一人前にもなっていないけど、機械的に処理している部分が多いと振り返ってみて思った。せっかくだから、今の業務をしている間はこの業務の一流を目指そうと思う。また、気になった仕事は、興味があるうちにどんどんチャレンジしてみる。とてもプラスな気持ちにさせてくれる一冊だった。2019/08/12
はるき
19
できてるようでできてない基本の何と多いことか!!2019/06/01
Q
18
リミテッド ●秘書は上司の生産性を高めるのが仕事 ●判断を仰ぐ場合は、話す順番、伝え方を考え前もって判断材料を準備 ●相手の興味関心を観察し、喜ばれる情報を提供 ●郵便物とゴミ箱に注目 ●決められたことをやったではなく、あるべき状態に ●ご協力頂いたことがどう役に立っているかを具体的に報告 ●お断りは口調は柔らかく態度は毅然に ●自分が期待するほど人は自分を見てない。でも自分が油断する以上に人は自分を見ている ▷仕事をするにあたって必要なこと。誰かの為に何かをやる際に心がけたいこと2021/01/23