竹島問題の起原―戦後日韓海洋紛争史

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竹島問題の起原―戦後日韓海洋紛争史

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  • サイズ A5判/ページ数 437p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623072903
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C3031

出版社内容情報

領土問題と漁業問題の複雑な錯綜を解き、戦後日本のあり方をも問い直し、竹島問題をゼロ地点に戻す。1952年の韓国の李承晩ライン宣言にはじまる日韓の海洋をめぐる紛争。半世紀以上にわたる漁業と領土問題の過程を膨大な資料により描く。竹島不法占拠をめぐる新資料から竹島問題をゼロ地点に戻す試み。

序 章 韓国による竹島不法占拠
 1 1953年夏の竹島
 2 日本の配慮
 3 韓国の増長
 4 本書の構成


 第?部 日韓会談と漁業問題

第1章 日韓会談と漁船拿捕
 1 日韓会談
 2 李承晩ラインと日韓会談
 3 韓国の日本漁船拿捕
 4 李承晩ラインと日本漁業

第2章 韓国の漁業政策と李承晩ライン
 1 日本統治終了後の南朝鮮・韓国の漁業
 2 南朝鮮・韓国の「遠洋」漁業への志向
 3 日本政府と以西底曳網漁業者の漁区拡張運動
 4 韓国の日本漁区拡張反対運動
 5 「反日の論理」と「冷戦の論理」
 6 李承晩ライン宣言と漁業問題

第3章 李承晩ライン宣言と韓国政府
 1 韓国政府とマ・ライン問題
 2 「漁業管轄水域」の画定
 3 「漁業管轄水域」から「漁業保護水域」へ
 4 日韓会談予備会談と李承晩ライン宣言?
 5 日韓会談予備会談と李承晩ライン宣言?
 6 「海洋主権線」から「平和線」へ
 7 李承晩ライン宣言と韓国政府

第4章 李承晩ラインと日韓会談――第1~3次会談における日韓の対立
 1 李承晩ライン宣言と日韓の対応
 2 第1次日韓会談における日韓の対立
 3 第2次日韓会談における日韓の対立
 4 第3次日韓会談における日韓の対立
 5 韓国の主張と日本の対応
 補論 李承晩ラインと200海里排他的経済水域

第5章 日韓漁業交渉の妥結
 1 「和田試案」以前
 2 「和田試案」
 3 「金命年試案」
 4 済州島周辺の基線問題
 5 日韓農相会談と韓国の日韓会談反対運動
 6 韓国の非妥協的な対日姿勢
 7 日韓漁業交渉の進展
 8 第2次日韓農相会談と漁業交渉の妥結――3懸案について
 9 第2次日韓農相会談と漁業交渉の妥結――共同規制水域の規制
 10 日韓漁業交渉の妥結
 補論 韓国政府の国民への釈明

第6章 日韓漁業問題と日本の朝鮮統治
 1 関連する日韓の漁業の沿革
 2 日韓漁業問題の歴史的背景――歴史認識の違い
 3 日韓漁業問題の歴史的背景――歴史の継続?
 4 日韓漁業問題の歴史的背景――歴史の継続?
 5 日韓漁業問題の歴史的背景――歴史の継続?
 6 歴史の記憶の再現?
 7 歴史の記憶の再現?
 8 日本統治期の遺産の「継承」


 第?部 竹島問題と日韓関係

第7章 竹島問題における韓国の主張の形成
 1 韓国の主張の整理
 2 韓国の主張の変遷
 3 韓国の主張の形成――1953~54年
 4 韓国の竹島認識

第8章 韓国の海洋認識――「独島」と「離於島」
 1 竹島認識の始まり――1947年夏
 2 マ・ラインとソコトラロック
 3 韓国の対米交渉の挫折と李承晩ラインの設定
 4 李承晩ライン宣言と主権の主張の撤回
 5 李承晩ラインの解体と「E区域」への韓国の固執
 6 韓国の海洋認識
 7 「独島」と「離於島」

第9章 山陰の漁業者と韓国
 1 山陰両県漁船の拿捕
 2 「中間漁区」と拿捕
 3 鳥取県の拿捕被害
 4 島根県出身者の拿捕
 5 島根県の機船底曳網漁業
 6 以西底曳と拿捕
 7 「竹島の日」条例と新日韓漁業協定
 8 鳥取県と竹島問題
 9 山陰の漁業者と韓国

第10章 竹島問題と日韓会談
 1 韓国による拿捕と竹島
 2 竹島問題の論議
 3 「紛争の解決に関する交換公文」の作成
 4 交換公文の解釈をめぐって
 5 日韓条約と竹島
 6 島根県と日韓会談

第11章 竹島問題と漁業
 1 イカ釣漁と「竹島周辺水域」
 2 竹島近海からの日本漁船の排除
 3 1978年の竹島をめぐる問題?
 4 1978年の竹島をめぐる問題?
 5 韓国漁船操業問題の発生
 6 新日韓漁業協定とその問題点

終 章 戦後日本と竹島問題
 1 竹島問題の推移――1970年代まで
 2 竹島問題研究の拡大と深化
 3 韓国の不法占拠強化と「竹島の日」
 4 戦後日本と竹島問題

あとがき
戦後日韓海洋紛争史関連年表
索  引

藤井 賢二[フジイ ケンジ]
著・文・その他

内容説明

1953年夏、何が起こったのか。領土問題と漁業問題の複雑な錯綜を解き、戦後日本のあり方をも問い直し、竹島問題をゼロ地点に戻す。

目次

第1部 日韓会談と漁業問題(日韓会談と漁船拿捕;韓国の漁業政策と李承晩ライン;李承晩ライン宣言と韓国政府;李承晩ラインと日韓会談―第1~3次会談における日韓の対立;日韓漁業交渉の妥結;日韓漁業問題と日本の朝鮮統治)
第2部 竹島問題と日韓関係(竹島問題における韓国の主張の形成;韓国の海洋認識―「独島」と「離於島」;山陰の漁業者と韓国;竹島問題と日韓会談;竹島問題と漁業;戦後日本と竹島問題

著者等紹介

藤井賢二[フジイケンジ]
1955年島根県生まれ。広島大学文学部卒業。兵庫県の公立高校教諭として地歴公民科を担当して勤務。兵庫教育大学大学院修士課程修了。日本安全保障戦略研究所研究員・島根県竹島問題研究顧問・島根県竹島問題研究会研究委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

19
著者は島根県出身で、日韓漁業問題の研究から竹島問題の研究に入ったそうだ。とにかく本書全体を通して感じられるのは、強い当事者意識。特に関連資料の読み込みの深さと幅広さに驚愕した。漁業関係者への聞き取りや膨大な量の注釈の一つ一つに、これまでの先行研究に対しても妥協を許さない著者の姿勢が反映されている。◇竹島問題は、安全保障を米国に依存し、他国の誠意に期待して自己主張を抑えてきた戦後日本の象徴、との著者の主張は決して過去形の話ではなく、まさに現在進行形の話と捉える必要があるのだろう。2018/07/29

都人

1
丁度娘の家族の帰省と重なり本を読み終えるのに時間がかかった。大変丁寧に感情論を排して書かれている。「感情論」の韓国と「理詰め」の日本。話し合いでは全く解決しない。ハーグの国際法廷に判断を示してもらうしかない。 2018/08/25

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