内容説明
人間の生き方が地球規模の生態系を左右するいま、社会と個人が真に人間らしく、持続可能であるための知とは?思考、ライフスタイル、伝統、アート、生き方から発想する環境文化読本。
目次
第1章 いま、生態系に何を学ぶか―サスティナビリティと危機管理(クイーンの音楽はなぜいまも愛されるのか;成功のヒントはいつも生態系に ほか)
第2章 「暮らす」と「生きる」のあいだ―成熟社会のライフスタイルとは?(リサコの幸福な日々;エコひいきの結末 ほか)
第3章 プラネット・アースの遺産―地域が守り育てた知恵と伝統(水俣の「もやい直し」;「他人を変えるな、自分が変われ」 ほか)
第4章 渇きと痛みの処方箋―文学・音楽・映像のエコカルチャー(人々の世界観を変えた読み物;森の記憶を呼び起こす―『失われた時をもとめて』『金枝篇』『真夏の夜の夢』 ほか)
第5章 「調和の砦」が人をつくる―ライフキャリア形成のヒント(危機から生まれる変革;社会環境によって変わる人、社会環境を変えていく人 ほか)
著者等紹介
門脇仁[カドワキヒトシ]
1961年生まれ。慶應義塾大学仏文科卒。慶應義塾大学出版会編集部、国際開発ジャーナル編集部を経て渡仏。パリ第8大学で人間生態学、持続可能な開発、環境ジャーナリズムなどを学び、応用人間生態学研究科上級研究課程(修士課程)を修了。留学中、フランスの環境ジャーナリスト・作家連盟にあたるJNEに所属。帰国後、国際環境自治体協議会(ICLEI)アジア太平洋事務局次長および(財)地球・人間環境フォーラム主任研究員を経て独立。東京理化大学理学部第1部、法政大学人間環境学部およびキャリアデザイン学部、インターナショナル・スクールオブビジネスなどの兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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