内容説明
日本の農業がもつ可能性とはいかなるものか。本書は、自らも新たな試みに挑戦している執筆陣が、数々の実践をふまえ、さらに数値データも駆使しつつ日本農業の実相をあぶりだし、未来を展望する。
目次
第1章 農業空間の未来学(農業空間の「履歴」;農業空間の文化 ほか)
第2章 日本農業の実相と幻想(「日本農業は弱い」か;日本が世界五位の農業大国である理由 ほか)
第3章 半農半Xという生き方(半農半Xで「けもの道」時代をゆく;半農半Xに至る道 ほか)
第4章 農産物直売所からみた農業と地域社会(地産地消と直売所の生成;日本型農産物直売所の草創期 ほか)
著者等紹介
桑子敏雄[クワコトシオ]
1951年、群馬県生まれ。東京工業大学大学院社会理工学研究科教授。東京大学文学部哲学科卒。同大学院博士課程修了。国土政策にかかわるさまざまな対立・紛争の場に身を置き多様な公共事業をめぐる紛争解決の当時者として、自身の思想を実践する
浅川芳裕[アサカワヨシヒロ]
1974年、山口県生まれ。ジャーナリスト。『農業ビジネス』編集長、山口大学農学部非常勤講師。エジプト国立カイロ大学中退。ソニー中東本社(ドバイ)、ソニーモロッコ(カサブランカ)勤務後、農業技術通信社入社。『農業経営者』副編集長・専務取締役を経て、現在、顧問。若者向け農業誌『Agrizm』発行人、ジャガイモ専門誌『ポテカル』編集長、『農業ビジネス』編集長を兼務
塩見直紀[シオミナオキ]
1965年、京都府綾部市生まれ。半農半X研究所代表。大学卒業後、カタログ通販会社フェリシモを経て、2000年、半農半X研究所を設立。「半農半X(=天職)」コンセプトを提唱。「里山ねっと・あやべ」のメンバーとして独自性ある「まちづくり」にも取り組んできた
櫻井清一[サクライセイイチ]
1967年、群馬県生まれ。千葉大学大学院園芸学研究科教授。東京大学文学部社会学科卒業。農水省の現・近畿中国四国農業研究センターを経て、現職。博士(学術)。農業経営学会学術賞、農業市場学会学術賞、農村生活学会学術賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
yasu kash
S.J.