内容説明
民俗学はこんなに面白い!日常の素朴な疑問から現代の社会問題まで、民俗学の視点から日本の暮らしを捉え直す入門書。
目次
第1章 現代の家族事情
第2章 人間関係のゆくえ
第3章 墓と葬儀
第4章 区別と差別
第5章 横並び志向の心理
第6章 くらしと自然環境
第7章 神と自然
第8章 くらしと信仰
第9章 ウチとソト
第10章 日本文化の多様性
著者等紹介
福田アジオ[フクタアジオ]
1941年三重県生まれ。1971年東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、国立歴史民俗博物館名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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壱萬参仟縁
39
担当先生の名前は略。主婦は伊藤長胤(ながつぐ)の『秉燭譚(へいしょくたん)』に見られる。使われるようになったのは明治以降。家政支える能力ある女性を指した。大正期には裕福なサラリーマン家庭の家庭婦人を意味した(15頁上註(1))。祭りの原義は、神に奉ることを意味(34頁上註(1))。供養とは、近親者にも他人でも誰でもが行うことができる行為。まつる行為は死者との間で一定の関係性にある人による行為(58頁)。叺(かます):藁で編んだ袋。2016/03/19
ヌヌンヌ
5
民俗学と銘打たれているが、読んだ感想としてはレンタル映画の最初にある新作紹介に近いものを感じた。多岐に分かれたテーマの中から、自分の気になったものがあったら深く調べてみてね、という興味の出発点としての事例集と言った処か。各テーマの最期にはそれぞれのテーマをより深く掘り下げるための書籍紹介ページがあって、製作者側もそういった読み方を想定しているのだろう。既にある程度の知識がある人にとっては物足りないだろうが、雑学本として話のネタ探しを求める人にはオススメできるかも2015/05/23
西野西狸
3
現代の問題と民俗学を絡めて、分かりやすく解説している一冊。一般人が抱いている民俗学とは違い、常に今を追い求めている。写真や参考図書もあって読み物としても面白い。大学生向け。2015/12/25
izumone
2
民俗学は博物学なんだな。2016/02/17
じょういち
2
で、結局何に役に立つのかさっぱりわからない。今の民俗学がいかに無為なものになっているかを皮肉にも表している。2016/02/09
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