内容説明
本書は、企業のグローバル戦略を支援することが地域経済に好影響を及ぼすとの視点に立ち、グローバル化への対応の実態を検証し、行政に求められる支援を提言する。現在、海外に取引先を拡大する中小企業も注目され、事業支援の政策も始まっている。企業への実態調査から、進出時点の動機、形態、現状や課題などを明らかにし、今後の可能性と支援策について検討する。
目次
序章 中小企業の海外事業展開考
第1章 戦後日本経済の産業構造の変遷と経済のグローバル化
第2章 日本の中小企業による海外事業展開の課題
第3章 日本企業の国際化とマーケティング課題
第4章 日本企業の現地における人材育成・人材確保―中国・蘇州の人材コンサルティング企業のインタビューを中心に
第5章 中小企業における海外直接投資の課題
第6章 韓国・台湾液晶メーカーの後発逆転戦略
第7章 中小企業の海外事業展開とイノベーション
第8章 地域中小企業における海外事業展開の支援―地域経済の活性化を目指す
第9章 事例研究:中小企業・海外展開のスタートと成熟
終章 中小企業の海外事業展開の再検討
著者等紹介
佐竹隆幸[サタケタカユキ]
1960年生まれ。1983年関西学院大学経済学部卒業。関西学院大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得、博士(経営学)。現在、兵庫県立大学(旧神戸商科大学)大学院経営研究科教授、前兵庫県立大学大学院経営研究科長・経営学研究科長、日本中小企業学会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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