ソーシャル・キャピタル「きずな」の科学とは何か

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  • サイズ A5判/ページ数 242,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623070268
  • NDC分類 361.3
  • Cコード C0033

内容説明

様々な批判に応えることで、その本質と有効性を浮き彫りにした一冊。

目次

第1章 ソーシャル・キャピタルをめぐる議論―あいまいさへの批判とその付加価値(ソーシャル・キャピタルという概念―その認知度と批判;ソーシャル・キャピタルがもつ五つのあいまいさ;批判に応える―稲葉(二〇〇五)(二〇〇八)の定義から)
第2章 ソーシャル・キャピタルの本質―五つのあいまいさからその有効性を探る(測定;定義;因果関係;付加価値;概念)
第3章 領域別にみたソーシャル・キャピタル(ソーシャル・キャピタルと健康;ソーシャル・キャピタルと教育;ソーシャル・キャピタルと経営;ソーシャル・キャピタルと経済;ソーシャル・キャピタルと計測;ソーシャル・キャピタルと政治;ソーシャル・キャピタルと市民社会)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ishida Satoshi

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読了。社会関係資本、ソーシャルキャピタルという概念の検討と、これまでの研究動向やガツッリ批判点も提示され、ソーシャルキャピタルに迫った本。前半は、概念の変遷や曖昧さに言及しつつ、ソーシャルキャピタル概念の有効性を再検討。後半から、健康、教育、企業経営、政治など、それぞれの文脈で用いられるソーシャルキャピタル論の傾向や、著者らによるワークショップの質疑応答を掲載。副題に「きずな」とあるように、人々のつながりの深さを変数として、幸福度や信頼の可視化を目指そうとする様々な研究が紹介されています。警察に対する信頼

田中峰和

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本書は「ソーシャル・キャピタルワークショップ」で行われた様々な発表と質疑応答、シンポジウムをまとめたもの。ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)が日本に紹介され、一般化したのは、パットナムの影響が大きい。彼の著書「孤独なボウリング」はアメリカにおける共同体の衰退を論じていたが、日本でも同様の変化を実感し、感心したものだ。この本では、日本における社会関係資本のパイオニア6人の研究者が、健康、教育、経営、経済、計画、政治、市民生活の各分野を論じている。各分野の現状と将来を考える際に欠かせない一冊。2014/07/30

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