出版社内容情報
「エラン・ヴィタール」というベルグソン哲学の主要な観念の一つは,20世紀前半の主要思潮であった。科学・哲学・宗教に通底するものを探る。
形而上学的実証主義―これは異様に響くかもしれない。
なぜなら、形而上学は文字通り形を越えた高いところ
にうち立てられるものであり、実証主義は地についた
具体的な経験と密着したものだからである。しかし、
一見離れ離れにあるように思われるこの二つのものを
結びつけることこそ、ベルグソンの念願するところで
あったといわねばならないのである。
「緒言」 より
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【目次】
緒 言
序 章 生涯
第1章 哲学の方法
―『形而上学入門』―
第2章 直接経験の世界
―『時間と自由』―
第3章 身体の精神に対する関係
―『物質と記憶』―
第4章 生命の世界
―『創造的進化』―
第5章 閉じた社会と開いた社会
―『道徳と宗教の二源泉』―
終 章 ベルグソン哲学の時代的意義
内容説明
実証的な科学研究の成果を豊かに取り入れたベルグソンの丹念な思索を、諸著作に即して解説する。
目次
序章 生涯
第1章 哲学の方法―『形而上学入門』
第2章 直接経験の世界―『時間と自由』
第3章 身体の精神に対する関係―『物質と記憶』
第4章 生命の世界―『創造的進化』
第5章 閉じた社会と開いた社会―『道徳と宗教の二源泉』
終章 ベルグソン哲学の時代的意義
著者等紹介
淡野安太郎[ダンノヤスタロウ]
1902年兵庫県に生まれる。1923年東京大学文学部哲学科卒。1967年死去。元東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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