内容説明
運動発達研究の最新の知見に基づく実証的なデータと豊富な実践例を通して、幼児期における遊びの教育としての有効性とその必要性を具体的に提示する。
目次
第1部 幼児期の運動発達と指導の基本(幼児期の運動能力、体力の捉え方;幼児期の運動発達の特徴;遊びとしての運動の重要性 ほか)
第2部 遊びのなかで進んで運動する子どもを育てる(「遊びのなかで」という考え方;進んで運動する子どもを育てる保育と援助;発達を支える多様な活動)
第3部 MKS幼児運動能力検査とその活用(MKS幼児運動能力検査とは;検査結果の処理と解釈;日常の保育と運動能力検査)
著者等紹介
杉原隆[スギハラタカシ]
東京学芸大学名誉教授・一般財団法人田中教育研究所所長
河邉貴子[カワベタカコ]
聖心女子大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小鈴
13
小中高の体育の授業で行われる運動(水泳、マット跳び箱など、サッカー、マラソン)の指導してない園としている園、している園でも指導頻度の高い園と低い園では、どの園の幼児の運動能力が高いだろうか。予想に反して、運動指導していない園が最も高く、次いで頻度の低い園、最下位が頻度の高い園だ。つまり、【運動能力を高めようとして指導者主導の運動技術の指導をすればするほど幼児の運動能力が低下する】ことをデータから裏付けた。運動能力が未分化な子どもは主体的な遊びを通して、【結果として】運動能力を高めている。ポイントは➡内発的2016/11/28