内容説明
中国の公的医療保障制度は、名目上皆保険が実現している。しかし、その実態は大きな格差と大きな自己負担に苛まれている。本書は、日中の国際共同研究により、計量分析も含めて分析をし、リスクの明確化と改善に向けた政策提言を行う。
目次
中国医療改革の現状と問題点
中日公的医療保険の長期展望と中国に残された改革時間―中国医療保険制度の国民負担長期シミュレーション
第1部 供給側の改革(中国の医療提供システムの変化と病院経営;中国と日本における医療保険支払制度;勤務条件に対する日本の医師の選好―日本と中国における医師の地域偏在の解消に向けて)
第2部 医療保障制度の改革(大連市都市基本医療保険基金の持続可能な発展;大連市新型農村合作医療制度の実証分析;中国の医療保障システムにおける民間医療保険)
皆保険後の中国医療改革の課題
著者等紹介
久保英也[クボヒデヤ]
1977年神戸大学経済学部卒業、日本生命保険相互会社入社、The Conference Board(在:New York)研究員、日本生命保険相互会社総合企画部次長、ニッセイ基礎研究所上席主任研究員、社団法人生命保険協会調査部部長を経て、2003年神戸大学大学院経営学研究科助教授、2005年博士学位取得、2007年から滋賀大学大学院経済学研究科教授、2010年より滋賀大学リスク研究センターセンター長を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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