内容説明
様々な文化・風習の違いを越えて得た学びの姿勢とは。日本経済研究で功績を残す経済学者が語る、学問と人生。「通念の破壊者」にして名伯楽の軌跡。
目次
第1章 家族の歴史と幼少時代
第2章 戦争と学生時代
第3章 経済学者の道を志す
第4章 アメリカでの生活
第5章 「通念の破壊者」と呼ばれて
第6章 八幡製鉄富士製鉄合併事件
第7章 経済学をいかに学ぶか
第8章 文化大革命後の中国へ
第9章 ゼミで教育に力を注ぐ
第10章 経済学者としての成果
著者等紹介
小宮隆太郎[コミヤリュウタロウ]
1928年京都市岡崎生まれ。1952年東京大学経済学部卒業。1955年東京大学経済学部助教授。1964年スタンフォード大学客員教授。1969年東京大学経済学部教授。1988年通商産業省通商産業研究所所長。1989年青山学院大学教授。現在、東京大学名誉教授、青山学院大学名誉教授。日本学士院会員(1990年)、文化功労者(1996年)、文化勲章(2002年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
6
小宮先生の自叙伝です。今まで日経新聞の私の履歴書などにも書かれていましたが、この本ではプライベートなことを含めてすべて書かれています。理論経済学・国際経済学の大御所ですが、忌憚なく様々なことを書かれております。ゼミの後輩にはそれこそ高名な経済学者を輩出されています。2013/12/25
templecity
0
経済学者の自叙伝。20代後半に米国留学したので英語の読み書きは人の倍以上も時間がかかっているが、克服している。日本の調整型の政策を否定して市場経済を重視している。言いたいことをズバズバいうので疎まれたこともあるが、意見が違うことでお互いを理解し合うことが重要。 2014/02/06