内容説明
日本のコンテンツはどこへ向かうのか?個人の創造性が発揮され、多様性がある、豊かな未来とは?最先端で活躍する執筆陣が、文化創造産業の行方をシャープに分析。
目次
コンテンツ産業の変化を読み解く視点
第1部 コンテンツ産業における変化の実態―制作・流通・消費(音楽市場の低迷がもたらす音楽制作への影響―変貌する音楽制作スタイル;音楽コンテンツ産業におけるライブ・コンサートの未来―産業の原点回帰からみえてくるもの;デジタル技術の発展は文化的多様性への福音か?―アニメ産業における産業構造変化とデジタル化の関係性;映画産業の変貌における日米の共通性と相違―新規参入による「競争」と参入障壁となる「寡占」;ゲームソフトの変化と多様性―イノベーションの観点から;ゲーム業界におけるオンライン化とカジュアル化―ビデオゲームからソーシャルゲームまで)
第2部 コンテンツ産業を取り巻くマクロな環境―経済・政策・グローバル(消費者によるコンテンツの創作活動―消費者調査からみる消費活動と創作活動の関係;ユーザーの創作活動と著作権法の相克―ビデオゲーム改変事件をめぐる日米著作権法の対応;ヒット曲は景気を語る(唄う)か?―実証分析にみるマクロ経済と社会心理の相関関係
コンテンツ産業とメディア寡占―文化に競争はなじまないのか?
アジアデジタルコンテンツ産業の発展―韓国、中国における産業形成とASEAN諸国への展開
コンテンツ創造のための政策デザイン―企業、政府、グローバリゼーション)
コンテンツ産業政策の発展に向けて
著者等紹介
河島伸子[カワシマノブコ]
PhD(英国・ウォーリック大学)。現在、同志社大学経済学部教授
生稲史彦[イクイネフミヒコ]
東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。現在、筑波大学システム情報系社会工学域准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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