内容説明
芸術、フラメンコ、闘牛…。さまざまなイメージとともに語られるスペイン。本書は、18世紀から現代までのスペイン文化の歴史を1冊で学べるテキスト。第1部で時代ごとに政治・社会の歴史的過程を踏まえながら、文化や思想の大きな流れを捉えるとともに、第2部では言語、文学、美術、映画、フラメンコ、闘牛、スポーツなど多彩なトピックから豊かなスペイン文化の世界へといざなう。スペイン文化についての網羅的な知識を得られる書。
目次
第1部 近現代の文化史的あゆみ(啓蒙思想・啓蒙改革の時代;自由主義とロマン主義の時代;王政復古期の文化;第二共和政・スペイン内戦期の文化;フランコ時代の体制文化と対抗文化;ポストフランコ期の文化)
第2部 近現代文化の諸相(国家語と地方語のせめぎあい;国民文学と地方文学;女性像の変容;教会・国家と脱宗教化;伝統的モラルと新たな市民性;近現代美術の展開;映画の世界;創られるフラメンコの世界;「国技」としての闘牛;スポーツの文化史)
著者等紹介
立石博高[タテイシヒロタカ]
1951年生まれ。1980年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、東京外国語大学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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