内容説明
周代の倭人貢献、津軽海峡の論証、太宰府の素性、そして孔子の証言といったさまざまな珠玉が映し出す九州王朝の存在。先入観を排した緻密な史料批判と論理の糸にみちびかれ、古代史の新たな展望が浮かび上がる。著者のそれまでの探究の成果が平易な言葉で縦横無尽に語られる、古田史学への格好の入門書。好評の古代史コレクション第二五巻。
目次
序章 邪馬一国探究に憑かれて
第1章 縄文の謎の扉を開く
第2章 三国志余話
第3章 三世紀の盲点
第4章 四~七世紀の盲点
第5章 二つの不思議
著者等紹介
古田武彦[フルタタケヒコ]
1926年福島県生まれ。旧制広島高校を経て、東北大学法文学部日本思想史科において村岡典嗣に学ぶ。長野県松本深志高校教諭、神戸森高校講師、神戸市立湊川高校、京都市立洛陽高校教諭を経て、1980年龍谷大学講師。1984~96年昭和薬科大学教授。2015年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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