内容説明
大和盆地に根を下ろした近畿分王朝が国内で勢力拡大に努めていた頃、遙か朝鮮半島では、九州王朝が高句麗好太王と戦っていた。神武東征以前に存在した銅鐸国家から、特異な鉄剣と鈴文明を持つ関東の大王まで、日本列島に展開した様々な王朝の活動をたどり、古墳時代の全貌を明らかにする。九州王朝の存在を解明してきた古田武彦による古代通史第二弾、待望の復刊。
目次
第1部 銅鐸の国家
第2部 近畿王朝の萌芽と発展
第3部 東アジアの動乱と九州王朝
第4部 倭の五王の九州王朝
第5部 記紀世界の近畿王朝
第6部 関東の大王
第7部 近畿王朝の交替と記紀
日本の生きた歴史(二十)―靖国神社の根源批判
著者等紹介
古田武彦[フルタタケヒコ]
1926年福島県生まれ。旧制広島高校を経て、東北大学法文学部日本思想史科において村岡典嗣に学ぶ。長野県松本深志高校教諭、神戸森高校講師、神戸市立湊川高校、京都市立洛陽高校教諭を経て、1980年龍谷大学講師。1984~96年昭和薬科大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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