内容説明
子どもの心はどのように育てられて育つのか?保育者が子どもに心を寄り添わせることで紡ぎ出したエピソードから、いまを生きる子どもたちの心の育ちの問題を考える。
目次
第1部 理論編(なぜ心の育ちを重視するのか;“自分の心”はどのようにして成り立つか)
第2部 エピソード記述編(乳児期(0歳児、1歳児)の心の育ちをエピソードで描く
幼児期前期(2歳児、3歳児)の心の育ちをエピソードで描く
幼児期後期(4歳児、5歳児)の心の育ちをエピソードで描く
一人の子どもの3年間の心の育ちをエピソードで描く)
著者等紹介
鯨岡峻[クジラオカタカシ]
京都大学名誉教授。中京大学心理学部教授。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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motoryou
1
保育現場の考え方に触れられたのはとても良かった。大切なことは小学校現場でも同じ。子どもの心の育ちに目を向ける、ということは、心が目に見えないだけに、近年の教育現場では(大切なことは分かってはいただろうが)軽視されていたような気がする。目に見える行動、成果など分かりやすいものに傾倒してきた傾向もあろう。ここにあるような詳細なエピソード記述を毎日全員にするのには困難であるが、短くても一人一人の子どものその日の光る出来事を記述して行くことを続けていきたいと思った。そうやって見続けていくことが重要だと思った。2013/08/17
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