内容説明
「日米の絆」を担った「顔」たち―安保改定、沖縄返還、経済摩擦、テロとの戦い…日米大使29人の素顔と役割を描く、初の通史。日米双方の視点から両国の大使が果たした役割と限界、本国政府との関係や大使以外のアクターの影響を描く。日米講話発効・大使交換再開60周年記念出版。
目次
戦後日米関係における大使外交への視座
第1部 駐米日本大使―敗戦国の尖兵から日米パートナーシップの担い手へ(「政治指導者の代理人」とその変容―一九五〇~六〇年代;外交の多元化と世代交代―一九七〇~八〇年代;多様化する役割―一九九〇~二〇〇〇年代)
第2部 駐日米国大使―日本における超大国の顔(権威をめぐる将軍たちとの相克―一九五〇~六〇年代;ホワイトハウスの外交指導と大物の登場―一九七〇~八〇年代;大物たちの遺産―一九九〇~二〇〇〇年代)
戦後日米関係における大使外交の役割
著者等紹介
千々和泰明[チジワヤスアキ]
1978年滋賀県生まれ。福岡県育ち。2001年広島大学法学部卒業。2003年大阪大学大学院国際公共政策研究科修士課程修了。2004~05年ジョージ・ワシントン大学国際関係大学院アジア研究所留学。2007年大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程修了。博士(国際公共政策)。京都大学大学院法学研究科COE研究員、京都大学公共政策大学院日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現在、防衛省防衛研究所戦史研究センター安全保障政策史研究室教官。この間、内閣官房長官補(安全保障・危機管理担当)付主査。「権威をめぐる相克―中日米国大使と在日・在沖駐留米軍1952‐1972年」『国際安全保障』35巻3号(2007年12月)で国際安全保障学会最優秀新人論文賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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