Minerva現代経済学叢書
多国間通商協定GATTの誕生プロセス―戦後世界貿易システム成立史研究

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  • サイズ A5判/ページ数 334p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623063093
  • NDC分類 678.3
  • Cコード C3333

内容説明

戦後の世界経済システム(IMF・GATT体制)研究において、これまで、IMFに比して研究蓄積が不十分であったGATTを対象に、その協定発足に至る実態を詳細に検証する。新たな世界貿易システムの構築、円滑な貿易、完全雇用達成、経済開発という各国の思惑を実現するため、米英を中心とする主要関係国がどのような対立と調整を経て、多国間通商協定GATTに帰結するのか。協定交渉の草稿を踏査し、その成立の実態に迫る。

目次

第1章 米英戦時貿易交渉―戦後貿易システムの原点
第2章 1945年米英金融・通商協定―戦後貿易システム構築を巡る米英の確約
第3章 米英金融・通商協定から第1回貿易雇用準備会議(ロンドン会議)前夜まで
第4章 第1回貿易雇用準備会議(ロンドン会議)の考察とITO憲章草案の作成―セカンド・トラックに関する協議
第5章 第1回貿易雇用準備会議(ロンドン会議)とGATT草案の作成―ファースト・トラックに関する協議
第6章 第2回貿易雇用準備会議(ジュネーブ会議)への途―分析視角と米英の動向
第7章 ジュネーブ関税引下げ交渉―GATTの第1回関税譲許交渉の分析
第8章 GATT文書類の作成とその発効手続きを巡って―第2回貿易雇用準備会議(ジュネーブ会議)の意義

著者等紹介

山本和人[ヤマモトカズト]
1955年1月生まれ。1983年3月同志社大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学。1983年4月福岡大学商学部講師。1990年8月~91年8月英国ロンドン大学付属英連邦研究所アカデミック・ビジター。1991年9月福岡大学商学部教授。2001年8月~02年8月英国ロンドン大学付属英連邦研究所ビジティング・フェロー。2003年3月福岡大学大学院商学研究科博士後期課程担当教授。博士(経済学)(2000年、東北大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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