内容説明
大きく変容しつつある生涯学習の世界を分かりやすく解説。
目次
生涯学習を論じるうえでの諸前提
第1部 生涯学習が必要とされる社会的背景
第2部 海外の生涯学習に関する理論と動向
第3部 日本における生涯学習政策の展開
第4部 社会教育・生涯学習関連施設における学び
生涯学習社会の課題と可能性
著者等紹介
赤尾勝己[アカオカツミ]
1957年福岡県生まれ。1985年慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻博士課程所定単位取得後退学。2008年大阪大学大学院人間科学研究科教育系博士課程修了、博士(人間科学)。現在、関西大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽん教授(非実在系)
1
ギデンズ・ベック・バウマンの再帰的近代(後期近代)化論や、センゲ・野中郁次郎の学習する組織論がベースになっているチャレンジングな生涯学習論。後の章は概説的であるがテイストは新自由主義・個人化する社会というポストモダン社会を前提としたものとなっている。図書館概論や博物館概論の手前に読んでおいた方が良いと思われる。2020/09/20
SQT
1
ギデンズがいきなり出てきて社会学徒にも読みやすいはず、文章も平易(概論だし)でわかりやすいはず、だけどやっぱり専門が違うと取っつきにくいというのはどうもあるみたい。基本的には後期近代の、個人化やらグローバル化やらのなかで他者理解が必要だったり、雇用の流動化とかで大人になっても勉強していかなきゃだったりという背景で、学校教育とイコールじゃない学びのあり方を模索していかなきゃねという話だけど、終章ではそういう「学習社会」がフーコー的な主体化を及ぼす、つまり社会についていくために必死で資格とか取って権力に自分を2017/06/21
けいぎ
1
とても有用な生涯学習の本。2013/08/11
ゆい
1
試験勉強のために読書。現在に至るまでの生涯学習の沿革、現在の生涯学習の課題などわかりやすく解説されていた。2012/07/26
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