内容説明
介護保険法の改正は施行後繰り返されているが、抜本的な改革とは言い難く、従来から懸念されているマンパワー、財源等の問題が先延ばしされているのが現状である。本書はこの点を踏まえ、現在の制度ならびに法改正の動きを概観した上で、さまざまな問題の本質、その問題はなぜ解決しないのかを解説し、持続可能な公平感のある制度とするためには何が必要かを提言したものである。現場職員等に有益な一冊。
目次
第1章 介護の定義と介護サービス
第2章 高齢者介護の政策過程
第3章 介護保険の理念
第4章 介護保険の仕組み
第5章 介護保険の給付と苦情申し立て等
第6章 当面の課題と2050年のグランドデザイン
著者等紹介
川村匡由[カワムラマサヨシ]
1969年立命館大学文学部卒、99年、早稲田大学大学院人間科学研究科博士学位取得。現在、社会保障学者・武蔵野大学大学院教授。博士(人間科学)。福祉デザイン研究所所長。地域サロン「ぷらっと」主宰。行政書士有資格者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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