内容説明
保育の中でのさまざまなエピソードを紹介しながら、子どもをどのようにみて、理解し、育てていくかについて、心理学の知見や最近の保育をめぐる動向を踏まえて考察していく。長年、保育の場で子どもたちの生活を観察してきた筆者が、発達研究と保育実践をつなぐことを試みている本書は、保育者・研究者双方にとって示唆に富む内容である。
目次
1部 子どもの理解と保育(幼児の保育がめざすもの―“個と共同性”の育ち;協同性の育ち;学び合う姿の原点―幼小の連携という視点から;保育のなかの幼児理解―子どもを“みる”とはどういうことか)
2部 子どものことば(ことばが育つということ―“わたし”の発達という視座から;幼児期のことばの育ち;からだが響き合う・ことばがつながる―ことばと身体性を考える;一次的ことばから二次的ことばへ ほか)
著者等紹介
岩田純一[イワタジュンイチ]
1946年生まれ。1973年京都大学大学院研究科博士課程中退。1985年教育学博士(京都大学)。現在、北陸学院大学人間総合学部教授(京都教育大学名誉教授)。著書に『“わたし”の発達』(ミネルヴァ書房、2001年、日本保育学会保育学文献賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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