内容説明
本書では、自由主義、保守主義、家族主義という三つの異なる福祉レジームにおいて、グローバル化や高齢化などへの取り組みがどのようになされているのかを分析し、福祉国家再編の共通性と相違を明らかにする。
目次
福祉国家変容の比較枠組
オバマ政権の歴史的位置
オバマと労働運動―アメリカ福祉レジームの新しい形
カナダ福祉レジームの変容
オーストラリア福祉レジームの変容―社会変容への二つの対応
ニュー・レイバーとイギリス自由主義レジームの再編
統一ドイツの福祉レジーム
フランス福祉レジームの変容
イタリア福祉レジームの変容―「雇用も福祉もない」福祉国家における適応戦略
スペイン・ポルトガルにおける「遅れてきた」福祉国家の軌跡―福祉改革における合意と強制
韓国型「第三の道」の挫折―開発主義の遺産と支持動員の失敗
日本型家族主義変容の政治学
著者等紹介
新川敏光[シンカワトシミツ]
1956年生まれ。1990年トロント大学大学院政治学研究科博士課程修了(Ph.D. in Political Science)。現在、京都大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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