内容説明
近年注目が集まっている数理統計・計量経済学の論点について、分かりやすく解説する。
目次
第1部 ファイナンスとマクロの計量分析(投機的バブルの推計―日米中の株式市場への応用;S&P500コールオプションの市場価格と理論価格の差に関する実証分析;マクロ動学一般均衡モデルの計量分析)
第2部 景気循環のモデリング(大規模マクロデータを用いた景気動向分析;非線形デュレーション構造をもったマルコフ・スイッチング・モデルによる景気局面分析;ベイズ型パネル空間プロビット・モデルを用いた地域景気循環モデル)
第3部 ミクロ・マクロの景気分析(ミクロとマクロの価格硬直性;大型投資は企業パフォーマンスを向上させるか;ダイベストメントと企業のパフォーマンス)
第4部 経済統計の基礎(日本のマクロ経済統計の課題―季節性・構造変化・平滑化問題;官庁統計データ匿名化の統計学;生産性の測定と指数理論)
著者等紹介
浅子和美[アサコカズミ]
1974年東京大学経済学部卒業。1979年イェール大学大学院経済学研究科卒業(経済学Ph.D.)。筑波大学社会工学系講師、横浜国立大学経済学部教授等を経て、一橋大学経済研究所教授
渡部敏明[ワタナベトシアキ]
1986年東京大学経済学部卒業。1993年イェール大学大学院経済学研究科卒業(経済学Ph.D.)。東京都立大学経済学部教授、日本銀行金融研究所シニアフェローを経て、一橋大学経済研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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