内容説明
発注企業と受注企業の取引関係(サプライヤー関係)の実態調査をもとに、中小企業の発展に資する実践的手段と政策的課題を提示する。サプライヤー関係の関係性変化の要因、中小企業の連携構築、その連携に参画する中小企業の新戦略などについて、現場における最新の動向を析出し、体系的に分析した。
目次
序章 サプライヤー関係と中小企業連携―本書の背景、課題、方法
第1章 サプライヤー関係のダイナミズム―「エグジット/ボイス」アプローチ
第2章 日本におけるサプライヤー関係―下請制を中心に
第3章 変容期における日本のサプライヤー関係と中小企業―サプライヤー関係のレント分析
第4章 下請中小企業の「自律化」のプロセス―株式会社ツインテックのケース・スタディ
第5章 連携を通じた中小企業の「自律化」―アドック神戸をケースとして
第6章 事業システムとしての中小企業連携―ワット神戸をケースとして
第7章 中小企業連携と母体組織―アドック神戸と兵庫県中小企業家同友会
第8章 中小企業連携と中小企業の発展―アドック神戸と株式会社ツインテック
第9章 中小企業連携の成果と課題―新連携支援施策をケースとして
終章 中小サプライヤーの発展のために
著者等紹介
関智宏[セキトモヒロ]
1978年8月山口県宇部市生まれ。2000年3月神戸商科大学(現兵庫県立大学)商経学部退学(飛び級のため)。2006年3月神戸商科大学(現兵庫県立大学)大学院経営学研究科博士後期課程単位取得。阪南大学経営情報学部専任講師を経て、阪南大学経営情報学部准教授博士(経営学)(兵庫県立大学)。Imperial College London Business School Visiting Scholar(2011年4月より)。専攻は中小企業論・中小企業経営論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。