出版社内容情報
何人も取りこぼされないように制度化されたはずの我が国の公共の福祉。しかし制度と制度の「すき間」に陥り、この社会から存在しないことにされてしまったり、法権利に守られない人たちがいる。本書では、すき間に陥った当事者と支援者の証言の交点、そして社会的理論からその全体像を読み解く。そのうえですき間を生まないオルタナティブな社会の実現へ向けて何が必要なのかを議論する。
内容説明
何人も取りこぼされないように制度化されたはずの我が国の公共の福祉。しかし制度と制度の「すき間」に陥り、この社会から存在しないことにされてしまったり、法権利に守られない人たちがいる。本書では、すき間に陥った当事者と支援者の証言の交点、そして社会的理論からその全体像を読み解く。そのうえですき間を生まないオルタナティブな社会の実現へ向けて何が必要なのかを議論する。
目次
すき間に追いやられた人への眼差し
第1部 すき間を生む世界―排除の構造について(国家水準の排除;社会水準の排除;家の水準の排除;排除の可視化と不可視化、足元に拡がる逆境)
第2部 すき間と出会う―かすかなSOSへのアンテナ(すき間と出会うための論理;すき間と出会うための歩行;かすかなSOSのアンテナとその地平)
第3部 すき間からの声―当事者の声と空間(当事者の声と空間の闘争;居場所の多島海)
第4部 すき間を生まない世界―社会的開放性について(自分とは異なる人と出会う社会;ユニバーサルなケア;社会的開放性と傷つけやすさ)
一人ひとり、そして誰もが
著者等紹介
村上靖彦[ムラカミヤスヒコ]
1970年生まれ。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授、感染症総合教育研究拠点CiDER兼任教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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