内容説明
日本とも関係が深く、多様性にみちた東南アジアには、いかなる特色があるのだろうか。本書は、各国の独立から国民国家建設、民主化、経済発展へといたる道筋をたどり、アジア経済危機のインパクトとその後の体制変動を明快に概観する。発展から取り残された、子どもや女性などの弱者にも目配りし、さまざまな角度から東南アジア地域を学ぶ面白さ、奥深さを味わえるテキスト。
目次
序章 東南アジアを学ぶあなたへ
第1章 インドネシア―「多様性の中の統一」を目指して
第2章 マレーシア―「民族の政治」に基づく民主主義
第3章 フィリピン―「争われる民主主義」の挑戦
第4章 シンガポール―「超管理国家」の繁栄とジレンマ
第5章 タイ―「国王を元首とする民主主義」国家
第6章 ベトナム―社会主義国家の生きる道
第7章 ラオス―成熟する人民革命党支配
第8章 カンボジア―内戦の傷痕、復興の明暗
第9章 ミャンマー―人間関係で動く政治のジレンマ
第10章 東ティモール―21世紀最初の独立国家
第11章 ASEAN―世界政治経済の構造変化と地域協力の深化
著者等紹介
清水一史[シミズカズシ]
北海道大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学、北海道大学)。現在、九州大学大学院経済学研究院教授
田村慶子[タムラケイコ]
九州大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学、九州大学)。現在、北九州市立大学大学院社会システム研究科教授
横山豪志[ヨコヤマタケシ]
京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。現在、筑紫女学園大学文学部アジア文化学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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