内容説明
現在活躍している企業のルーツの一つである近江商人とは、いかなる存在なのか。企業の社会的責任、健全な経営に関する関心が高まる今日、そりありかたが改めて注目を集めている。本書では、近江商人に関する歴史を縦軸にとり、その経営と理念を横軸に据えて、ダイナミックな「三方よし経営」の実態と現代的意義を分かりやすく描き出す。
目次
序章 近江商人の原点―その経営システム
第1章 経営の社会的責任―「三方よし」という商人魂
第2章 陰徳・修養・たしなみ―紳商を目指して
第3章 広域志向の商売―その歴史的背景
第4章 創業期と事業承継―生き残りの秘訣
第5章 大名権力との取引―成功と失敗を分けたもの
第6章 歴史の海を漕ぎ渡る―危機への対応と海外発展
終章 三方よし経営の現代的意義とは