内容説明
グローバル化が進展する中、ラテンアメリカが世界経済へ与える影響は大きくなり、日本との結びつきもいっそう強まっている。発展途上国の中で最も早く徹底した市場自由化を試み、グローバル化が進展したラテンアメリカ。本書は、その独自で多様な経済問題に焦点をあわせ、その課題と克服するための政策をわかりやすく解説する。ラテンアメリカ経済を学ぶことで、現代世界が抱える経済開発問題を解く鍵を見出す。
目次
変貌するラテンアメリカ経済
第1部 経済自由化とマクロ経済の進展(グローバリゼーションと市場自由化;マクロ経済問題;金融グローバリゼーション;地域統合の進展と課題)
第2部 産業社会の発展と環境問題(産業と企業;資源ブームと経済成長;農業と一次産品輸出;開発と環境)
第3部 経済発展と社会的・政治的課題(貧困と所得分配;社会保障と社会扶助;地方分権化の進展と課題;経済自由化と政治変化)
ポストネオリベラリズムの課題
著者等紹介
西島章次[ニシジマショウジ]
1949年神戸市に生まれる。1978年神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了。1994年経済学博士(神戸大学)。現在、神戸大学経済経営研究所教授
小池洋一[コイケヨウイチ]
1948年埼玉県に生まれる。1971年立教大学経済学部卒業。現在、立命館大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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