“新しい能力”は教育を変えるか―学力・リテラシー・コンピテンシー

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“新しい能力”は教育を変えるか―学力・リテラシー・コンピテンシー

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  • サイズ A5判/ページ数 319p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623058594
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C3037

内容説明

「PISAリテラシー」「キー・コンピテンシー」「読解力」「学士力」「社会人基礎力」…巷に溢れる“新しい能力”に対して、私たちは何ができるのか?ポスト近代社会、知識基盤社会、生涯学習社会で必要になるとされる“新しい能力”について、その原理・背景・歴史を批判的に検討し、それがもたらしつつあるカリキュラム・授業・評価への影響を考察する。

目次

“新しい能力”概念と教育―その背景と系譜
第1部 “新しい能力”―その理論と背景(能力を語ること―その歴史的、現代的形態;リテラシー概念の展開―機能的リテラシーと批判的リテラシー;“新しい能力”と教養―高等教育の質保証の中で;学力論議の現在―ポスト近代社会における学力の論じ方)
第2部 新しい教育のオルタナティブを探る(日本の場合―PISAの受け止め方に見る学校の能力観の多様性;オーストリアの場合―PISA以後の学力向上政策;スウェーデンの場合―数学のグループ・ディスカッションを評価する;アメリカの場合―カリキュラム設計における「工学的アプローチ」の再構築へ;フィンランドの教育制度における教師の能力形成への挑戦;ナラティブと教師の能力―内側からみたフィンランド教育の問題)

著者等紹介

松下佳代[マツシタカヨ]
京都大学高等教育研究開発推進センター教授、博士(教育学)。人はいかにして学ぶのか、能力はどう形成され評価されるのかに関心をもち、初等・中等教育と高等教育の共通性と差異に着目しながら、批判的・実践的研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まっし

3
キーコンピテンシー、リテラシー、PISA調査、パフォーマンス評価等、現在の教育の争点となっているテーマが取り上げられていました。本書を通して分かることはいかにPISA調査が世界に影響を与えたかということです。PISA調査で高得点を取ることが果たして必要なことなのかも改めて考えつつ、今後のより良い教育の在り方を検討していくことが大事になってくると思います。現代の教育においてどのような力が求められているのかを知るには良き一冊です。2012/09/17

鵜殿篤

1
近年の「能力」ブームには既視感がつきまとう。教育の本質を「知識」の詰め込みではなく「能力」の育成だとする見解は、日本においても130年前の開発主義教育の主張に確認することができる。それは戦後教育改革以降の「系統主義/経験主義」の対立や、1960年代の学力論争にも確認できる。 もっと言ってみれば、「形式的陶冶」か「実質的陶冶」かという、教育学が伝統的に自問自答してきた議論が、またぞろ再燃したという趣はある。2017/12/23

piack

1
「○○力」を作り出した側は、操作的意図があって作っているが、それを受容している側は単なるトレンドのように消費しちゃいないだろうか・・・。 様々な局面でそんな風に感じたので、一端、今、世の中に氾濫している「○○力」たる概念を整理するために読んでみました。 2015/02/19

すぐる

0
2011/02/08

里々

0
学士力、社会人基礎力、エンプロイヤビリティ、キーコンピテンシーなど、昨今の教育行政文書に見られるさまざまな能力概念を〈新しい能力〉と名指し、その歴史的起源や問題点を考察する。教養、学力、リテラシー、コンピテンシーなど、多種多様な文脈で語られるせいでなかなか俯瞰的な視野を得ることができない「能力」についての言説の布置が一望でき、非常に勉強になった。第二部の国際比較は現状あまり興味がないので流し読み。2019/12/31

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