内容説明
21世紀はアフリカの時代である。繰り返される紛争の背景には何が潜んでいるのか。本書では紛争事例の詳細な分析から、これまでアフリカが歩んできた道をたどり、紛争と紛争解決のアクターへの着目を通じて、永続的な解決の道を探る。
目次
第1部 アフリカにおける紛争解決の現状と課題(アフリカにおける紛争解決と安全保障;コンゴ民主共和国における紛争解決の難航;モザンビークにおける紛争解決の現状と教訓)
第2部 アフリカの紛争解決と大国・国連・地域機構(アメリカの軍事的関与とアフリカの紛争;フランスの軍事政策とアフリカの紛争;アフリカの紛争と国連の経済制裁;紛争解決における国連とアフリカの地域機構)
第3部 紛争解決における民間軍事会社と小型武器(民間軍事安全保障会社と紛争解決;東アフリカ牧畜社会の小型武器と武装解除)
第4部 南アフリカとアフリカの紛争解決(南アフリカの真実和解再考;南アフリカの対アフリカ平和外交)
著者等紹介
川端正久[カワバタマサヒサ]
1944年生まれ。1969年京都大学大学院法学研究科修士課程修了。2004年博士(法学)(名古屋大学)。現在、龍谷大学法学部教授
武内進一[タケウチシンイチ]
1962年生まれ。1986年東京外国語大学フランス語学科卒業。2008年博士(学術)(東京大学)。現在、国際協力機構研究所上席研究員
落合雄彦[オチアイタケヒコ]
1965年生まれ。1995年慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻後期博士課程単位取得満期退学。現在、龍谷大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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