内容説明
互いに経営スタイルを学び合う好敵手であった日米企業、ところが1990年代後半以降、グローバル化に対しアメリカン・スタンダードを一方的にモデルにすることで生き残りを図ろうとする日本企業が登場してきた。はたしてそれは日本企業に明るい展望をもたらすのであろうか。本巻では、アメリカン・スタンダードの波をもろに受ける在日アメリカ系企業の対応を踏まえ、わが国企業がグローバル化に対してとるべき方向を提示する。
目次
アメリカモデルと日本モデル
アメリカモデルの変貌―IBMを事例に
コーポレート・ガバナンスの変容にみる日本の経営とアメリカの経営
ソニーの組織改革とコーポレート・ガバナンス
日本IBMの給与制度
ファイザーの人事考課
ジョンソン・エンド・ジョンソンのコンピテンシー
日本IBMの人材教育―プロフェッショナル専門職を中心に
ザ・リッツ・カールトン・ホテルのキャリア開発―企業理念の浸透と実践のためのキャリア形成
アフラックのワークライフバランス〔ほか〕
著者等紹介
伊藤健市[イトウケンイチ]
1952年生まれ。現在、関西大学商学部教授
中川誠士[ナカガワセイシ]
1954年生まれ。現在、福岡大学商学部教授
堀龍二[ホリリュウジ]
1954年生まれ。現在、駒澤大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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