内容説明
アメリカでも注目される、産業構造転換に成功し続けてきた都市・シアトル。航空宇宙産業からソフトウェア産業まで基盤を広げ、複合ハイテク産業都市へと発展を続けてきた。その経緯を、現地調査で収集した資料やデータ、企業へのインタビューをもとに分析する。都市産業構造が変容するプロセスとダイナミズムを、変化を生み出す原動力であるシアトルを代表する各企業を軸に据えて論じていく。
目次
序章 アメリカ産業都市の構造変化を捉える
第1章 港町から航空機産業都市へ
第2章 航空宇宙産業都市の構造分析
第3章 生産者サービスの成長とシアトルの変貌
第4章 ポスト冷戦期ボーイング社とシアトル
第5章 マイクロソフト社の成長とそのインパクト
第6章 ソフトウェア企業集積の構図
終章 2000年代の新展開
著者等紹介
山縣宏之[ヤマガタヒロユキ]
2002年京都大学大学院経済学研究科経済動態分析専攻博士後期課程学習認定退学。2004年京都大学大学院経済学研究科経済動態分析専攻博士後期課程修了。2004年経済学博士(京都大学)。現在、立教大学経済学部経済学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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